10連休に80名が集い教師力を高め合った!!

石坂×松島セミナーin群馬2020

大盛況のうちにセミナー終了。
特別支援を要する子の居場所をどのように作るのか。
発表力の高め方。
討論のさせ方。
漢字、計算の基礎基本を定着さえる技。
連休明けから実践したくなる内容満載であった。

来年2020年5月9日(土)に石坂×松島セミナーを開催することが決定した。

参加者感想 20代男性


4月の下旬という時期に
石坂先生と松島先生のお話を聞く。
初めての参加だったが、
とても有意義だった。
30代の若手を引っ張る実践家が
現在進行形で大切にしていること
この時期だから必要なことを
具体的に語って下さった。
GWからすぐに追試できる実践群をメモするとともに、
(セミナー中に6つ書き出した。)
お二人の共通点・相違点・掛け合いから生まれる個性
を探っていった。


石坂先生の発表力を高める指導
3つのポイントが端的に示された。
私に足りなかったのは「練習」の徹底だ。
指名なし発表の前に、
「自分の意見を言えたら座ります。」
という練習はしていた。
しかし、その場限りで終わることや
やらないこともしばしばだった。
石坂先生は違う。
4月のうちに何回発表させたか
だけではなく、
4月のうちに何回練習させたか
を把握されていた。
しかもその練習回数が発表回数を上回る。
この事実から、
石坂先生の教室での実践をさらに想像することができる。
指名なし発表に限らず、
「練習」を徹底されているのである。
返事の「練習」もあった。
衝撃の映像だったが、
なぜそこまでさせるのか?
石坂先生の練習論には、
「成功体験」の一言では括れない、
「向山先生はなさらない」ではスルーできない
見通しとイメージが隠されている。
「練習」
松島先生も話されていたが、
石坂実践を掘り下げる上で、
重要なキーワードだ。


松島先生の学級を統率する学級経営術
これも明確なステップを示していただいた。
向山先生が、『子供を動かす法則』の中で書かれている
1)やることを示せ
2)やり方を決めろ
3)最後までやり通せ
を具体的な形に落とし込んで教えていただいた。
即追試したいと思ったのは、
学級目標を具体的な行動目標に落とし込む一手間と
先生がいなくても子どもが行動するようになる一手間。
具体的な行動目標をどう設定させ、
どのように意識させ、
どう達成させるか。
三次会で突っ込んで話を伺い、
かなりクリアなイメージになりつつある。
行動の入力で終わらず、定着にまで踏み込む
その一手間は、本当に参考になった。
学級崩壊対策セミナーでの学びを
松島先生ほどに具現化できていない自分に気付く。
向山型算数セミナーでも感じたが、
松島先生が向山先生の言葉や高段者の先生方の言葉を
明確に引用し、
実践に落とし込み、
分かりやすく講座をして下さっている。
「架け橋」
だと感じた。


石坂先生の討論指導
石坂先生の意見文指導
石坂先生の基礎基本講座
どれもあと一歩のツッコミがあった。
聞いたことのある内容なのだが、
毎回新しい発見がある。
例えば、石坂先生の漢字指導
指書きのスピードやプレテストなど、
石坂先生ならではのシステムをおさらいした。
だけではなく、
あれども見えずだったことが3つもあった。
例えば、プレテストのことを子どもにどう伝えるか?
「テスト形式で勉強すると、記憶によく残るので、宿題でプレテストをやってきましょう。」
これ、私の場合。
意義を語るだけで終わっていた。
石坂先生はもう一言付け加えている。
新たな発見だった。
向山先生が計算スキルの実演をして下さると
毎回新しい発見がある。
谷先生はいつもそうご指導下さる。
これと同じ感覚?を体験することができた。
同じことが、
討論にも、意見文にも、基礎基本の指導にもあった。


松島先生・石坂先生の道徳授業
お二人の実践の共通点をくくってみた。
「リアリティとの接続」
だ。
子どもへのアンケート
偉人・有名人の情報
これを授業の組み立ての中に、
自然な形で接続する。
すると、価値項目が浮き彫りになる。
現実的でない問題を現実に即して考えるきっかけになる。
何より、子どもが惹きつけられる。
「リアリティとの接続」
は、原理原則である。
松島先生や石坂先生の指導法を知るだけに終わらず、
自分はどんな指導法の工夫を生み出せるか。
教室の実践の中で、考えたい。


最終講座 お二人のQA
二人の人間性(キャラ)の違いが面白い。
同じものを追いかけていても、
その道筋は全く異なる。
同じ実践をしようと思っても、
落とし込み方は全く異なる。
松島先生は、
「なぜ漢字の空書きが、石坂学級のようなスピードにならないのか?」
「なぜ討論の発言が、石坂学級のような質に高まらないのか?」
参加者に投げかけていた。
指名されたので、
私は「スピードの概念が異なるから」と答えた。
しかし、それは表面的な問題に過ぎない。
根っこにあるのは、もっと違うものだと思う。
それを自分に置き換えて、
自分が作り出せるものは何か?
自分の人間性(キャラ)だからできる実践は何か?
そこをこそ、明らかに、形作っていきたい。
お二人の対比をしていると、
その重要性が身に沁みる。


懇親会
二次会
最後は松島先生、村上先生と三次会まで
懇親会での
石坂先生・松島先生の掛け合いもまた学び。
実践家として、同志と、あんな関係性を築きたい。
三次会だから聞ける
松島先生の職場での実践は面白かった。
最後の瞬間まで、
充実の学びだった。

参加者感想 30代女性

セミナー前のサテラインでの学びに
「練習させる」があった。
「練習」とは何か、
「教えて、できるようにさせること」だと思った。
連休後の教室で、やってみたい指導技術だ。

石坂×松島セミナーに事務局として参加した。
それぞれの切り口は違うけれど、
作り出した子供の事実に圧倒された。

石坂先生の実践のポイントの一つが
記録を取ることだと思った。
4月の3週間で全員発表を何回させたか、との問いに
自分はすぐに答えられなかった。
漢字テストの平均点
算数単元テストの平均点
そのような結果につながる日々の指導を
ステップを
たくさん学ぶことができた。

「1回でできるわけではない。
 繰り返しやる。
 泥臭くやっているか。」(文責:飯塚)
QAでの石坂先生の言葉が、心に響いた

懇親会も貴重な学びの時間だった。
自分たちのテーブルに石坂先生が来てくださり
聞きたかった学年のサポートをどうやっているのかも
聞くことができた。
さらに、実物のノートを見ての質問にも
快く、詳しく答えてもらい
思わぬお宝情報(〇〇〇〇ベスト10)も
教えてもらうことができた。

5月からの授業をどうするか、
学級経営をどうするか、
「練習」がキーワードになる。
そして、よどみなく評価できるように
力をつけていきたい。
まずは、子どもたちの発表の声を
大きくしていくことから始めたい。

投稿: 松島 博昭