気になるあの子と向き合う勇気を

「特別な支援を要する児童への適切な対応」は、学級のどの子に対しても有効である…共感の嵐でした。

先生方の経験や知識•技術をもとに「教室にいる気になるあの子(たち)」にどうアプローチしたら良いか見通しがもてました。
その中で、所信表明の段階で布石を打っておく、事前に種を蒔くことの大切さを再認識しました。また、学年•関係機関と密に報連相をし、自分だけで判断しない抱え込まないようにするノウハウも教えていただきました。

とは言え、教室(電話口)では担任一人で闘わねばならぬ場合も多くあります…対児童にしろ対保護者にしろ…
書籍を読んだだけでは決して分からない絶妙な言い回しや声のトーン、困った時のキラーフレーズも大変勉強になりました。

「一回言って、直ることはない。何回も何回も繰り返す内に、できるようになる。」
これは松本先生の言葉の一部解釈ですが、この粘り強さと心の余裕こそが目の前の子どもを安心させ、信頼を勝ち取るのだと思いました。

最後にQAでは、他の受講者の先生から大変苦労された今年度のことについてお話しいただく場面がありました。まさに私の二年前の受け持ちクラスのあの子たち…と思い出し、ドキリとしました。しかし、「どうすれば良かったのだろう」と前を向いていらして…大変勇気をいただきました。ありがとうございました。

投稿: 内藤 真穂