授業の基礎、一年の見通し方、教師としての心構え

タイトルにもあるように、
①授業の基礎、②一年の見通し方、③教師としての心構えが学べるセミナーとなりました。

①授業の基礎
 漢字練習•音読•フラッシュカード•百玉そろばん、どの活動にも子ども(学力が高い子も個別に支援が必要な子も)が熱中する方法があります。なかなか空き時間を他のクラスの授業参観に当てられない先生にとって、実は何よりも知りたかった授業の導入方法だったように思います。また、発言のさせ方についても、初任の頃「先生と子ども一対一になっている。」とご指導いただいたものの、どのように発言させるとよいか分かりませんでした。ましてや、指名をしないで発言させることなど思いもよらないことでした。たくさんの方法の良さや気をつける点を理解した上でトライし、子どもと共にレベルアップしていきたいと感じました。

②一年の見通し方
 忙しくなってからでは、目の前のことをこなすだけになりがちですが、新年度が始まる前であれば学習のつまづきはどの単元で起きそうか、行事やその準備との兼ね合いはどうか目星をつけられるように思います。
 社会科見学や地域のゲストをお招きする会、学習発表会(学芸会)などの行事をについては、自分から今年度の担当の先生に「いつ(いつまでに)」「何をする(何を準備する)」を聞いておくことが大切だと学びました。

③教師の心構え
 授業の上手な教師になりたいと願わない人はいませんよね?という問いかけや、
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。」という名言の紹介を通じて身の引き締まる思いがしました。
 しかし、孤軍奮闘するのではなく、仲間を見つけて相談、切磋琢磨することで続けられるように思います。
 自身の場合は、初任時からこれまで毎年苦渋の経験ばかりでした。初任の頃は、毎回崩壊寸前の学級や、個別に支援の必要な児童について相談にのっていただいていました。
 サークルやセミナー、書籍で得たことを少しずつ(私の場合は不器用なので本当に一つずつ)実践に取り入れたことで、子どもの懸命な姿として現れ始めました。
 今悩める先生の中で、なかなか学校の同僚の方に相談しづらいという方は、大田の会でお話しされると良いかもしれません。メンバーの皆さんの懐の広さと引き出し(解決策)の多さに驚かれることと思います。

投稿: 内藤 真穂