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龍谷大学【公開シンポジウム】宗教と教誨の現在と未来 ~日本人の宗教意識~

開催日時
場所 京都府 龍谷大学深草学舎和顔館B201教室

■イベント概要
宗教教誨は、明治時代以来、罪を犯した人びとの改善更生の大きな手助けとなってきました。1908(明治41)年『監獄法』の下では、公務員であった東西本願寺の教誨師が中心的な役割を果たしていました。 第二次対戦後、日本国憲法の下、政教分離の原則に従って、教誨師は公務員としての職を失いました。しかし、その後も、多くの教誨師が、民間の篤志家として、その活動を続けています。その支えとなったのが現在の公益財団法人全国教誨師連盟です。 2005(平成17)年5月、ほぼ100年ぶりに監獄法が改正され、新しい「被収容者処遇法」は、「宗教家の行う宗教上の教誨」を明文化しています。これは、人の生と死、こころの問題が、現代人共通の課題であり、犯罪や非行をおかしてしまった人たちの社会復帰や社会参加、犯罪の被害者等への配慮などにとって、重要な役割を果たすことが期待されていることの一端を示しています。 龍谷大学は、1639年開学以来、親鸞聖人のみ教えを実践する浄土真宗本願寺派の宗門校として、研究、教育、社会貢献活動を実践してきました。犯罪や非行をおかしてしまった人たちの社会復帰についても、長い歴史を有する矯正・保護過程と日本で唯一の刑事政策に特化した大学附設の研究・教育機関である矯正・保護総合センターを中心に多様な活動を展開しています。 このたび、龍谷大学矯正・保護総合センターでは、文部科学省科学研究費助成・新学術領域研究〔法と人間科学〕「犯罪者・非行少年処遇における人間科学的知見の活用に関する総合的研究」と協働して、「宗教教誨の現在と未来」をテーマに下記のとおりシンポジウムを開催することにいたしました。
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13:30~17:30
当日スケジュール:

【第1部】 科学の時代における宗教の役割 ~矯正・保護と宗教活動~
〔お話し〕大谷 光真(浄土真宗本願寺派前門主)
〔聞き手〕堀川 惠子(ジャーナリスト、『教誨師』〔講談社、2014年〕の著者)
【第2部】 犯罪と宗教教誨
「日本社会と宗教教誨」 赤松 徹眞(龍谷大学学長)
「死刑と宗教教誨」   平野 俊興(東京拘置所教誨師)
「浄土真宗と死刑制度」 平川 宗信(名古屋大学名誉教授)
【第3部】 意見交換

■備考
参加費用:
無料
申込締切:
定員300名になり次第、締め切ります(締切6月30日)
参加申込:
◆インターネットを利用する場合
 龍谷大学矯正・保護総合センターHP(http://rcrc.ryukoku.ac.jp/)の
 トップにある「お申し込み」ボタンからお申し込みください
◆FAXを利用する場合
 参加申込みの際は、お名前(必ずふりがなもお願いします)、ご住所、電話番号
 を明記の上、当センターまでお申込ください FAX 075−645−2632

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