第4回京都大学－稲盛財団合同京都賞シンポジウム「夢とロマンをはぐくむ芸術および科学・技術」

この度、京都大学の主催、稲盛財団の共催により、第4回京都大学-稲盛財団合同京都賞
シンポジウム（略称：KUIP）を下記により開催いたします。
本シンポジウムは、日本が世界に誇る国際賞である京都賞（稲盛財団主催）の分野を対象に、
世界的に著名な研究者、芸術家を迎えて行うものです。
京都賞はその対象分野に思想・芸術分野を含む点で極めてユニークな国際賞です。
第4回となる今年度は、「材料科学」「地球科学・宇宙科学」「映画・演劇」の3分野を対象に、
「夢とロマンをはぐくむ芸術および科学・技術」と題して、7月1日（土）－2日（日）の
2日間にわたって開催します。
いままさにそれぞれの分野で活躍中の世界的権威による、専門家のみならず、
生や一般市民の方をも対象とする公開シンポジウムです。
異分野のトップランナーが一堂に会するこの上もない知的興奮を是非ご体験ください！

■開催概要
主催　　： 京都大学、　共催： 公益財団法人 稲盛財団
日時　　： ① 7月１日（土）13時30分～17時30分
　　　　　 ② 7月２日（日） 9時30分～17時50分
会場　　： 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
参加費　：無料
参加申し込み：WEBによる事前申し込み（電話、FAXでのお申し込み不可）
　　※KUIPホームページからお申し込みください。
ホームページ：http://kuip.hq.kyoto-u.ac.jp/（「KUIPシンポ」で検索ください）
参加資格：どなたでもご参加いただけます。※日本語・英語・同時通訳あり
定員　　：500名（申し込みによる先着順）
問い合わせ：京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム（KUIP）事務局
（E-mail ：KUIP@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp）

＜プログラム＞

① 7月１日（土）　13時30分～17時30分
【Session1】13時30分～17時30分（オープニングセレモニーを含む）
映画・演劇分野「人は何のために演じるのか―芸術の人間にとっての意味を考える」
・『（公演）絵本太功記十段目　尼崎の場』
　横仙歌舞伎こども歌舞伎教室（岡山県奈義町教育委員会）
・『コミュニケーションの装置としての演劇』
　平田オリザ（劇作家／演出家／大阪大学 COデザインセンター・特任教授）
・『芸術のロゴスとレンマ』
　中沢新一（人類学者／明治大学 野生の科学研究所・所長）
・『人が演じることが、映画からなくなるとき』
　大森一樹（映画監督／脚本家／大阪芸術大学・教授）

②7月2日（日） 9時30分～17時50分
【Session2】9時30分～12時40分
材料科学分野「持続的未来のための新しい材料探索」
・『持続的未来のための気体の科学と技術』
　北川進 （京都大学 高等研究院・副院長／特別教授／物質－細胞統合システム拠点・拠点長）
・『ナノフォトニクスおよびそのトポロジカルサイエンスとの融合：光に対する人工ゲージポテンシャル』
　シャンフィ・ファン（スタンフォード大学・教授）
・『絡み合う物質の中の電気と磁気』
　十倉好紀 （理化学研究所 創発物性科学研究センター・センター長／東京大学・教授）
・『スピントロニクス – III-V族磁性半導体の創成から集積回路応用まで –』
　大野英男 （東北大学 電気通信研究所・所長／教授)

【Session3】14時00分～17時10分
地球科学・宇宙科学分野「地球・宇宙に対する新たな夢とロマン」
・『プレートテクトニクス、日本列島、そして「ちきゅう」』
　平朝彦　(国立研究開発法人 海洋研究開発機構・理事長）
・『決定論から確率論へ：気象および気候の予報におけるアンサンブル予報技術の開発』
　ティム・パーマー　(オックスフォード大学・王立協会（350周年記念）研究教授）
・『京都千年の超新星のX線研究』
　小山勝二 （京都大学・名誉教授）
・『宇宙の花火－宇宙の突発事象を発見する』
　ジョスリン・ベル・バーネル（オックスフォード大学・教授）

【Session4】17時10分～17時50分
3分野合同対話セッション