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性教育先進国オランダに学ぶ 「0歳からはじまる いのちと生き方の教育」 ~リヒテルズ直子さんから直接学ぶ。オランダからライブ配信~

開催日時 21:00 22:30
定員50名
場所 その他 オンラインZOOM

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性教育先進国オランダに学ぶ 「0歳からはじまる いのちと生き方の教育」 ~リヒテルズ直子さんから直接学ぶ。オランダからライブ配信~

性教育先進国オランダに学ぶ
「0歳からはじまる いのちと生き方の教育」
~リヒテルズ直子さんから直接学ぶ。オランダからライブ配信~

■こんな方におすすめ
・オランダの性教育について知りたい方
・日本で性教育普及に携わっていらっしゃる方、これから携わりたいと思っておられる方
・リヒテルズ直子さんから直接学びたい方

■この会に参加すると
・性教育先進国オランダの具体的な事例を知ることができる
・性教育の目的についてのビジョンを語り合う機会がもてる
・具体的なアクションを起こすためのヒントを得ることができる
・「自分を大切にしようと思う気持ちをいかにして育むのか」という問いに対するヒントがもらえる

■内容
リヒテルズ直子さんによる週に一度の講義(8回)+振り返り会(1回)
・全9回すべてオンライン受講(インターネットに繋がれば、どこからでも参加できます)
・録画配信でフォローアップ(自己都合により欠席しても、後日録画を観ることができます)

※テキスト『0歳からはじまる オランダの性教育』(日本評論社)

■日時
第1回 性教育は何のため?
2021年1月5日(火)21:00-22:30

第2回 オランダ人の性意識、性教育が発達してきた背景
2021年1月12日(火)21:00-22:30

第3回 生殖とセクシュアリティの教育 その1 幼稚園〜小学生
2021年1月19日(火)21:00-22:30

第4回 生殖とセクシュアリティの教育 その2 中高生
2021年1月26日(火)21:00-22:30

第5回 性の多様性教育 その1 幼稚園〜小学生
2021年2月2日(火)21:00-22:30

第6回 性の多様性教育 その2 中高生
2021年2月9日(火)21:00-22:30

第7回 障害児のための性教育
2021年2月16日(火)21:00-22:30

第8回 性教育をする上での指導者の留意点
2021年2月23日(火)21:00-22:30

第9回 振り返り会
2021年3月2日(火)21:00-22:30

■受講費用<早期申込割引 12月3日までにお申し込み>
一般 55,000円
Teen-ager(13歳~19歳)無料招待 先着20名

※Teen-ager(13歳~19歳)無料招待へのお申し込みは、2021年1月5日現在、13歳~19歳であることが条件となります。

※12月4日以降のお申し込みは、一般 88,000円、ひふみコーチ(for school、P&T、こども塾)ファシリテーター 55,000円、イエナプラン6か月コース受講生 55,000円となります。

※お申込みされた方には、当日参加されたかどうかに関わらず、後日録画配信をいたします。録画視聴の際は、プライバシーにご配慮いただき、個人で学びを深めることにのみご活用いただくことをご了承の上、お申込みください。

※また、録画されたプログラムを編集(個人情報を削除)し、ひふみコーチ株式会社の学びの教材として後日活用させていただくことがあります。録画・教材使用にご了承の上、お申込みください。

■定員 50名

■参加方法:
オンライン受講システムzoomを使って開催します。世界中どこからでも、インターネットに繋がりさえすれば参加することができます。お部屋はお申込みの方にお伝えします。

※日時の記載は、日本時間です。海外在住の方はお手数おかけしますが、時差計算をお願いします。
※安心安全な場にするため、画面と音声ONでの参加をお願いいたします。
※Zoomが初めての方は、こちらをご参考にダウンロードしておいてください。
*Web会議システムZoomの使い方 https://zoom-kaigi.com/zoom-start/

■キャンセル規定
2020年12月22日までにご連絡いただけましたら、全額返金させていただきます。
2020年12月23日以降につきましては、キャンセル料100%となります。

■お申し込み
お申し込み、受講料のお支払いは、Peatixよりお願いいたします。
https://123-coach.peatix.com/view

※銀行振り込みをご希望の方は、info@123-coach.com までご連絡ください。

■講師
オランダから地球市民社会と教育を語る
リヒテルズ直子
下関生まれ福岡育ち。九州大学大学院で修士課程(比較教育学)と博士課程(社会学)を修了。1981−83年国際文化教育交流財団の報償奨学生としてマレーシアのマラヤ大学に研究留学。この間、トレンガヌ州のマレー農村で社会構造を入村調査。1983−96年オランダ人の夫とともにケニア、コスタリカ、ボリビアに歴住。この間、2児の育児の傍ら、英語およびスペイン語の通訳・翻訳業、また現地大学での講義などを受け持つ。1996年よりオランダ在住。以後、小学校から大学までの育児に関わりつつ、オランダの学校教育と社会制度について自主研究。書籍・論稿などでの発表のほか、学会や市民団体の会合などで講演・ワークショップを実施。また、オランダの教育研究者・専門家らを日本へ招聘してのイベントの企画・実施に関わり、さらに、日本からの研究視察への協力や研修の企画実施など、日蘭両国の市民レベルの教育・社会交流の架け橋として活躍中。http://naokonet.com/

■主催
あらゆる人の一番の幸せをさがそう
ひふみコーチ株式会社
https://123-coach.com/

Facebookページ
https://www.facebook.com/123entre/

性教育、という言葉に、どんなイメージをお持ちですか?

子どもを守るために必要だと思うけど、自分で教えるのはちょっと…

学校で教えるには、規制があってむずかしい…
そんな声が聞こえてきます。

そう感じるのは、どうしてでしょうか?
あなたにとって、性教育ってなんでしょうか?

日本は、性教育の後進国

日本の性教育は欧米先進諸国に比べて大変遅れています。

その結果、子ども達が危険な性暴力や性差別の犠牲者になる可能性がとても高く、そのために、一生にわたる心の傷を生む可能性をはらんでいるにもかかわらず、日本の学校における性教育の普及は遅々として進んでいません。

日本の社会において、「早期の性教育を進めることで、いたずらに性への興味をかきたて、不適切な性行為を促進するのではないか」という声が今も、根強くあります。

しかしながら、2009年にUNESCOが発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」には、性教育の結果、問題行動が増えることはなく、むしろ性行動が慎重になったというデータが示されています。

本来、性は隠すものではなく、大人から子どもへきちんと教えていくべきもの。
性教育は、これまで「当たり前」と思っていた社会のあり方や教育、福祉について、変えていく意味をも、もっているのです。

もしも子どもが性被害にあったら、すぐに相談できる関係性を築けていますか?

性教育で、正しい知識やスキルを身につけていない子どもたちは、性被害にあっても、

・そもそも何をされたかわからない
・「恥ずかしいことだから言えない」
 「親や先生に心配をかけたくない」
 「自分が悪いんだ」
 という理由で、隠してしまう

そんな現実が繰り返されています。

性的な話に触れることを避け、なんとなくごまかしてしまう大人の対応が、被害を受けたことに気づけなかったり、子どもが隠してしまったりという結果をまねいています。

勇気をもって告白しても、心無い大人の対応でさらに心の傷が深くなるという二次被害も起こっています。
性被害にあったとき、躊躇せずに「被害を受けた」と訴えることができるように。

大人が性教育について学び、正しい知識を身につけ、子どもたちに伝え、いつでも安心して相談できる関係性を築いておくことが大切です。
いつでも相談できる大人が増えることで、被害者を責めるような社会の思い込みを減らし、被害者のケアを広げることにもつながります。

そのためにもまずは、大人が学ぶ必要があるのです。

どうして、0歳からはじまるのか

オランダの性教育は0歳からはじまります。
性教育は、人と人とがお互いに尊重し合うためのものと考えられています。

「自分のありのまま」を大切にする。
それを日常生活のあらゆる面で、意識的に子どもたちに伝え続けること、それが0歳からの性教育です。

自分のありのままを大切にされた子どもたちは、「自分を大切に思う気持ち」をしっかりと育んでいくことができます。すると周りの人の「自分らしさ」も大切にできるようになっていきます。

0歳から発達段階に応じて身につけた自尊感情は、その後もずっと自分を守ってくれる盾になります。

リヒテルズ直子さんから直接学ぶ意義

本講座の講師は、24年前より、オランダの教育制度を日本に紹介する書籍を執筆したり、教育関係者の研修コーディネートをし、とりわけ積極的にイエナプラン教育の啓蒙活動を続けてきたリヒテルズ直子さんです。

個を尊重し、自立した人に育てるイエナプラン教育を日本に紹介しなければ、という使命感に駆られた直子さんの活動の原動力は、日本への深い愛情です。

直子さんから性教育を学ぶ意義は、そこにあります。

世界中の教育現場で、多様性を尊重する考えが広まり、日本でも新学習指導要領の改訂で、「主体的・対話的で深い学び」、「個別最適化」を目指すところが示されてはいますが、日本の教育の現状は、そこからあまりにもかけ離れていると感じる方が多いのではないでしょうか?

オランダでは、子どもの持つニーズに応じてさまざまな形式を用い、子どもたちがアクティブに当事者意識をもって経験的に学べる方法がとられています。性教育も同じです。

オランダの性教育とは、自由意志と社会への責任を自覚して、選択的に生きる市民を育成する教育です。

自由とは、自分勝手に行動していいということではなく、自由に行動していいけれど、すべての人が心地よいと思える関係を維持できること、安心して過ごせることを、みんなで保障し合わないといけないよ、ということ、つまり自由には責任が伴うのです。

日本の教育制度で育った私たち大人は、まだ、本当の意味での自由を理解できていないかもしれません。それゆえ、性教育の「やり方」を学ぶ前に、まず、自由とは何か、責任とは何かを考え、そのうえで性教育とは何なのかを学び考える時間をもつことが、重要なのです。

いま、私たち大人にできること

小さい時から一貫して「NO」と言うことの大切さを教えられているオランダの子どもたちは、自身が嫌なことを強制された時に、拒否する力を身につけ、一人ひとりの子ども が、自分で判断して自分なりのボーダーラインを決める力が養われています。

同時に、他者のボーダーラインを尊重し、そのボーダーラインを相手に強制的に乗り越えさせたり、自分が踏み越えたりしてはいけないということを、子どもたち自身の議論を通して、当事者としての実感をもてるようにして教わります。

その結果、自己肯定感と他者への尊重を学んでいくのです。

それに対して、インターネットやSNSが発達した現在、日本の思春期の子どもたちは、正しい知識ではなく、誇張された不適切な性に関する情報にさらされ、自己肯定感の低さも問題視されています。

今の日本社会を作ってきたのは、私たち大人です。

子どもたちに教える前に、まずは、性をタブー視する日本の風潮で生きてきた私たちが、オランダの性教育からの学びを通じて、自分の中にある思い込みに向き合い、自分の中にある性に対する偏見に気づくことが必要かもしれません。

教職員、保護者や地域の大人など子どもを支える立場にある人が、それぞれの役割の中で必要なことを学び、何ができるかを一緒に考え、実践していけたら。

いきなり社会を変えることはむずかしいかもしれませんが、性教育を通じて、自尊感情が育まれ、自分と相手の両方を大切にできる子どもが増えていけば、確実に未来の社会は変わっていきます。

本講座は、アクティブラーニング型の講座です。

全9回を通じて、参加者の皆さんと、共に学び、共に考え、共に対話を繰り返すことで、
性教育の本質をつかんでいただけける内容となっています。

共に生きる子どもたちの未来のために、いま、性教育に向き合ってみませんか?

運営チーム:秋田稲美、市川律子、阿部博子、村上桃香
私たち(運営チーム)は、ティーンが性について正しい知識を持ち、自分事として考えることが大切だと考え、ティーンエージャー(13歳~19歳)を対象に『Teen-ager無料招待枠』を作りました。オランダの家庭や学校で、同年代がどのように愛や性について学んでいるかを知り、それを知ってどう感じるか、日本とはどう違うのか、なぜ違うのか、自分自身に問う時間をもってほしいと思います。安心安全で多様性のある場で、アクティブに学び、考え、対話したい!そんなティーンエージャーを応援します!!

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