開催日時 | 10:00 〜 13:30 |
定員 | 200名 |
会費 | 2000円 |
場所 | その他オンライン(ZOOM) |
「発達性ディスカルキュリア研究会」発足のお知らせ
ご挨拶
2021年4月1日、発達性ディスカルキュリア研究会が発足いたします。発達性ディスカルキュリアの用語については、発達性ディスカルキュリア(Developmental Dyscalculia;ディスカリキュリアと記載されていることもあります),算数の学習障害(Mathematical Learning Disability),算数障害/計算障害というように、研究者や研究の領域によって異なるものとして用いられることもありますし、同義のものとして扱われることもありますが、ここでは発達障害のひとつのタイプであるという意味で、発達性ディスカルキュリアという用語を使用することにしました。
本研究会は、LDの中でも、算数・計算に困難のある発達性ディスカルキュリアに関心のある研究者や支援者に研究発表と情報交換の場を提供すること、発達性ディスカルキュリアの啓発活動を通じて、研究と適切な支援に寄与することを目的といたします。
発足を記念し、2021年4月4日に記念講演会を開催いたします。参加申し込みにあわせて、会員募集を開始いたします。あわせてよろしくお願いいたします。
発起人一同(伊藤一美/河村 暁/藤岡 徹)
記念講演会のお知らせ
講演会テーマ「発達性ディスカルキュリアの概念の再考」
日時 2021年4月4日(日曜日) 10:00から13:30
ZOOM開催(ご参加される場合、文末の注意事項を必ずご確認ください)
内容 特別講演 「ワーキングメモリと算数」 湯澤正通
シンポジウム「発達性ディスカルキュリアとは何か ―理解・評価・支援―」
司会 西永 堅 話題提供 伊藤一美/藤岡 徹/河村 暁
参加費 2000円
申込方法 HPにあるメールアドレスに必要事項を記入しお申し込みください。
発達性ディスカルキュリア研究会HP https://jddra.jimdofree.com/
参加申込期限 2021年2月26日
定員を超過した場合は受付終了させていただく場合がございます。
《講師など紹介》
湯澤正通(ユザワマサミチ:広島大学大学院学校教育研究科教授)。広島大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(心理学)。鳴門教育大学助教授、広島大学助教授を経て現職。専門の教育心理学の知見を生かして幼児教育、初等・中等教育のデザインを提案し、業績は多岐に渡る。ワーキングメモリや算数についての著作多数。
西永堅(ニシナガケン:星槎大学共生科学部・星槎大学大学院教育学研究科教授)。認定NPO法人日本ポーテージ協会副会長。専門分野は、特別支援教育、心理学、インクルージョン。東京学芸大学大学院教育学研究科修了、東北大学大学院教育学研究科博士後期課程中途退学。研究テーマは、発達が遅れている子どもたち(知的障害、学習障害、ADHD、自閉スペクトラム症などの発達障害)への早期支援と家族支援。
河村暁(カワムラサトル:発達ルームそら(2021年1月現在))。筑波大学博士課程人間総合科学研究科修了、博士(心身障害学)。広島の民間支援機関「発達ルームそら」で学習に困難のある幅広い年齢の子どもへの支援を行い、子どものワーキングメモリの特性に応じた学習支援技術の開発を行う。幼児の数の理解から小学校の算数、中学校・高等学校における数学の理解を対象としている。プリント教材とともにコンピュータ教材の自主開発を行っている。2007年日本LD学会研究奨励賞第8号受賞。
藤岡徹(フジオカトオル:福井大学)。2012年筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科を修了後、平谷こども発達クリニックや福井大学子どものこころの発達研究センター特命助教を経て、2019年より現職。臨床としては、病院で心理士としての業務を行い、学校等では教室場面での幼児児童生徒のアセスメントやコンサルテーションなどを行っている。研究としては、発達障害の認知特性の解明や意思決定、発達障害が社会にどのように認識されているか、などに関するテーマを扱っている。2015年日本LD学会研究奨励賞第16号受賞。
伊藤一美(イトウカズミ:星槎大学共生科学部・大学院教育学研究科准教授)。奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程複合領域科学専攻(単位修得退学)。2004年星槎大学共生科学部、2013年より現職。臨床としては、在学中は発達障害のある子どもの算数指導教室の運営し、2003年より平谷こども発達クリニックにて算数指導を担当している。研究は計算のアセスメントおよび指導法についての実践的な研究を続けている。日本LD学会研究奨励賞第1号、同学会研究発表奨励賞第16号・第38号受賞。
以上