開催日時 | 13:45 〜 15:50 |
場所 | 神奈川県 【対面】神奈川大学みなとみらいキャンパス1F米田吉盛記念ホール【オンライン】Zoom |
参加費 会員・学生:無料 一般(非会員):1,000円
詳細情報・参加申込み http://hiset.jp/
問合先 大会実行委員会(Eメール:taikai(at)hiset.jp)
記念講演(20日(土)14:00~15:30)
演題:梯子を外される前に英語教育史を
講師:中島平三(東京都立大学名誉教授・日本英語学会元会長)
英語教育史を紐解くと、我が国の英語教育の目的は、絶えず実用主義と教養主義の間を行き来してきた。一方から他方へ揺れ動くきっかけとなるのは、経済界や産業界からの「今の英語教育は役立たない」という常套句である。隆盛を極めている現在の実用主義も、あの常套句で、いつ梯子を外されるかわからない。教育のデジタル化の趨勢を考慮するならば、実用主義と教養主義との間の右往左往から脱却し、教育の本来の目的へと方向転換(いや、回帰)する好機である。教育は国家100年の計。英語教育史の研究は、そのことを教えてくれる。
研究発表
※タイトルは変更となる可能性がございます。研究発表の日程につきましては、学会ウェブサイトをご覧ください。
・溝口悦子(早稲田大学非常勤講師)
「外客接遇職業人」はどのように英語会話を学んだか:明治末期から昭和戦前期の場合
・鈴木 聡(鳥羽商船高等専門学校)
東京高等師範学校卒業生と東京第一臨時教員養成所英語科学生(大正13年、15年、昭和2年、
3年、5年、6年卒)の給費・私費割合及び進路先及び就職後の動向(昭和8年時点での各年度
卒業生の進路先の変化)及び昭和恐慌時期の卒業生の進路の変化について
・二五義博(山口学芸大学)
戦前の中学校英語教科書における教科横断的要素について
・平賀優子(東京大学・慶應義塾大学非常勤講師)
日本におけるフォニックス指導の可能性
・森 悟(日本英語教育史学会・日本英学史学会)
佐川春水の英作文講義:「氷壁」
・小林大介(静岡市立高等学校)
「高等学校学習指導要領」における「コミュニケーション」の変遷に関する一考察
・松岡 翼(和歌山大学大学院教育学研究科修士課程修了)
スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールにおける政策分析
・久保野雅史(神奈川大学)
公立高校入試への民間検定試験導入:その経緯・実施方法・出題内容の検証
・上野舞斗(四天王寺大学)
『英語の研究と教授』と広島版『英語教育』の計量的分析
・江利川春雄(和歌山大学名誉教授)・河村和也(県立広島大学)
雑誌『語学教育』(1942~1972)の包括的研究