開催日時 | 13:30 〜 17:30 |
定員 | 80名 |
会費 | 2000円 |
場所 | 大阪府大阪市北区梅田 1-2-2-600 大阪駅前第2ビル 6階 |

英語語法文法学会主催による第21回英語語法文法セミナーが8月9日(土)に大阪公立大学 文化交流センターホールで開催されます。
このセミナーは学会会員以外の方を含め、ご興味・ご関心のある方に広く開かれております。奮ってご参加ください。
詳細は以下に加えて、英語語法文法学会ウェブサイト(https://segu.sakura.ne.jp/events.php)をご参照ください。
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第21回英語語法文法セミナー
日時:2025年 8月9日(土)13時30分~17時30分
会場:大阪公立大学 文化交流センターホール
(〒530-0001 大阪市北区梅田 1-2-2-600 大阪駅前第2ビル 6階)
開催方式:対面
テーマ:『英語教育と英語研究の関連性を探る― 文法、文学、言語研究の観点から ―』
司会・講師:石原健志(大阪星光学院中学校・高等学校)
「英語文法・英語語法の知見を英語教育にいかに役立てるか」
講師:萩澤大輝(近畿大学)
「認知言語学は英語教育に活かせるか」
講師:川原功司(名古屋外国語大学)
「「意味順」で教える英語の項構造」
講師:倉林秀男(杏林大学)
「文学と語学教育を往還する」
参加費:2,000円(当日会場にてお支払いただきます)
申込期限・申込方法:
2025年7月31日(木)までに、英語語法文法学会ウェブサイト(https://segu.sakura.ne.jp/events.php)にアクセスし、申込フォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。
申込いただいた方には、8月2日(土)を目処に、
発表資料のダウンロードに必要な情報をメールにてお送りいたします。
問い合わせ先:英語語法文法セミナー委員会
Eメール:segu.seminarアットgmail.com
*Eメールの「アット」を「@」に変更してください。
==========各講師の発表概要=============
石原健志(大阪星光学院中学校・高等学校)
「英語文法・英語語法の知見を英語教育にいかに役立てるか」
中学・高校の英語教育では「使うこと」、すなわち実践に焦点が置かれがちである。しかし、土台となる言語知識(linguistic knowledge)がなければ、英語を流暢かつ正確に使いこなすことは難しい。英語を学ぶ際には、英語に触れる中で自然に身につく暗示的知識(implicit knowledge)と、指導によって得られる明示的知識(explicit knowledge)の両方がある。
本発表では、まずDeKeyser (2007)の「スキル習得論(Skill Acquisition Theory)」に基づき、明示的知識の定着を促す効果的な練習方法を紹介する。その上で、言語学・英語学・文学の観点から有効と考えられる明示的知識について、学校現場での学びと活用の可能性を提案したい。
萩澤大輝(近畿大学) 「認知言語学は英語教育に活かせるか」
認知言語学は英語教育に有意義な形で応用できるだろうか。少なくとも理屈の上では可能だろう。だが現状を概観するに、その試みの大半は、認知言語学の全体的な言語観を十分に理解せぬまま、その知見を(意図せず)矮小化して散発的に紹介する程度にとどまっている。理論言語学一般の教育的応用に射程を広げても事情は同様である。この背景として、語学教材において論理的整合性は(なぜか)ほとんど顧慮されないという事情がある。しかし、いかに破綻した記述であっても、その一点のみで棄却することはできず、「教育的効果」なる別の評価軸との兼ね合いを考慮しなければならない。本発表では、この根深い問題を、実例を交えて論じる。
川原功司(名古屋外国語大学) 「「意味順」で教える英語の項構造」
新学習指導要領になり、実際的な英語使用の側面が強調される一方で、明示的な文法指導が影を潜めるようになった。White (1991)が指摘するように、明示的な文法指導の効果は長期間にわたって定着しないという考え方も一部にはある。しかしながら、グローバルエラーにつながるような基礎文法事項の理解を欠いたままでは、効果的な指導もおぼつかないのが事実である。
本発表では、「意味順」という教育文法を採用することで、5文型を基盤とする文構造の基礎事項が補えることを概観する。また、理論言語学とAIが実装している文構造(項構造)について概観することで、言語とは何かという問題についても考察する。
倉林秀男(杏林大学) 「文学と語学教育を往還する」
文学作品を語学教育の教材とする際に、単なる用例を与えてくれる題材だけではなく、作品そのものへの理解を深めていく教育ができるのではないかと考えているし、これまでも多くの先人たちの優れた実践や研究が存在している。しかしながら、研究が細分化されていくにつれ、文学を教えることと語学を教えることがだんだんと離れているのが現状の大学教育ではないだろうか。そこで、具体的に文学作品を取り上げながら、本発表では文学と英文法の間を往還することで何が生み出されるのか、または、なにも生み出さないのかについて改めて問い直すことをしてみたい。
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