問いづくりワークショップ - 全国の高校生が集合しました

国連制定「ホロコースト国際デー2021 in 東京」の第2弾は、1月30日にオンラインで高校生ワークショップを開催しました。全国全国10の都道府県、17の学校から高校生たちが集まってくれました。終了後にたくさんの感想が高校生たちから寄せられました。

報告動画はこちらからご覧ください。
https://youtu.be/n4KC7uQBbUg

\高校生たちの感想より/

オンラインという形だったからこそ普段はなかなか話せない距離にいる学生達と意見を交換することが出来てとても楽しかったです。ホロコーストから現代に繋がる問題点も考えることができて、さらに深い学びにつながりました。


高校生になってもう一度歴史を振り返ると、昔とは少し違った感想を持つようになっていて自分でも驚いた。これは、ワークショップの前半に行った、質問作りやそれに対する変換が頭で働いて、主体的にアクティビティに参加するとともに、歴史にも自分からどうしてなのか、と理由や原因に疑問を持てるようになったからだと考えた。また、普段は中々体験することのない、全国各地からの高校生やファシリテーターの大学生の方とホロコーストについてディスカッションを行えたことは私にとって大きな経験となった。


自分とは違う視点から物事を見てる人がいたり、違う言い方で上手に発表をしたいる人がいて刺激を受けました。私はホロコーストについて中学、高校と勉強したことがあったのですが、南アフリカのビデオを見て衝撃を受けました。その人が持っている性的指向、宗教、容貌というその人自身のアイデンティティによって殺されることの恐ろしさを感じました。また、このパンデミックで再び世界中に差別が生まれています。ある特定の人達に自分の苦しみをぶつけるということが再燃しています。またジェノサイドが発生することにならないか心配です。ですが世界のことなんて自分には変えられないではなく自分の決断で変えていける、変えることが私たちの義務であることを理解し、過去を学び同じことを繰り返さないことを今回学びました。国連の方がおっしゃっていた「これは本当なの?なぜ?」「この人の気持ちは?」を常に考えることを忘れずにこれから過ごしたいです。自分の決断で世界が良くなるようにもっと勉強します。


写真を見ながら、たくさんの質問を考えるという工程が面白かったです。質問を考えることがどのような意味を持つのか、始めはよく分からなかったけれど、みんなと質問を共有することで、色々な観点から写真を見ることができました。そのため、写真から読み取れる事実だけでなく、なぜ差別は起きてしまうのか、私たちに何ができるのか、この写真の人は何を思っていたのかなど、本質的なことを考えられたと思います。


学校では自分の意見を言える授業や機会は無いので、今回のような同じ県だけではなく日本全国の高校生や大学生、大人の方と意見を出し合えてとてもいい経験になりました。


差別が大量虐殺に繋がってしまうというこんなに恐ろしいことはないと思った。ゴールが見えない不安が共通の敵を作ってしまうのだと改めて思った。動画や写真でみるだけでなく、実際にアウシュヴィッツ強制収容所に訪れたいと強く感じた。


差別からジェノサイドが始まること、今もその可能性が十分にあることを初めて知りました。佐藤さんが言われたように、自分が何をすべきか、何をしないべきかを考えて行動していきたいと思います。また、「知りたい」という気持ちを大切に今後もこのような活動に積極的に参加してみようと思います。


問い立ても普段はしないような形で頭で色々考え、その後にホロコーストに関する動画を見たことでさらに考えを深めることが出来ました。


全てが新鮮な体験だったので、時間が経つのがあっという間でした。


差別が大量虐殺に繋がったと言うことが理解できた。また現在コロナの影響で差別される人が増えているので、悲惨な歴史を繰り返さないためにホロコーストや差別がもたらす問題などを知り、広めていきたいと思った。

次回は教育関係者向けにアクティブラーニング「アウシュヴィッツからの問い」を開催します。
2/26(金)日本語バージョン
https://kokoro20210226.peatix.com/
2/27(土)英語バージョン
https://kokoro20210227.peatix.com/

投稿: 石岡 史子