GDM サマーセミナー(8/11・12開催)を終えて

◇ セミナーの概要 ◇

 1日半かけて、GDMという教授法の理論を、生徒の立場で授業に参加(授業体験)しながら学びました。また、教師の立場で実際に教える(模擬授業)ことから、理論が授業の中でどのように使われているかを経験するなかで、GDMという教え方の特徴の一つである「教師が説明をしない」のに、生徒が「気づく・分かる」ということを実感してもらうことができました。

◇ 参加者の感想から(抜粋)◇

① 午前中の授業体験では、自分の学校での実践と重ねながら、生徒側として受けてみました。目の前の場  面・状況を英語で言いたくなるというGDMならではの体験を味わうことができました。また、授業者によって表情や間の取り方、進めるテンポなども異なり、どの授業もおもしろくて大変参考になりました。生徒側の体験ができ、今後の自分の授業の組み立て方もより具体的になりました。
② はじめてGDMの授業を体験して感じたことは、「教師はその場にいる実際の人間、その場にある物、その場の状況を英語で表現するという、まさに目の前におこっていることを、手や目線、体の向きなどを使い英語で表現していく」ということで、まさにリアリティの高さを感じた。
またmy, your, his, her, aの導入では、中学1年生がThis is a my pen. などという英文を書くことがこれまでの私の経験ではよく見受けられたが、GDMではmy, your, his, herをしっかりと使えるようにした上で、a との違いを学んでいくということで、aの意味を日本語で説明することなく、ごく自然に理解できていくのだというすばらしさを実感した。このような授業方法は、文科省が求めている実際の場面で英語を使っていく中で、その言葉の使い方について生徒自らが「気づく」ことを大切にした授業改善と同じだと思った。

◇ セミナー今後の予定 ◇

 秋セミナー 『気づき・笑顔・意欲』 GDMを活用した授業作りセミナー
   11月12日(日)東京
 詳しくはこちら https://www.gdm-japan.net/?uid=2

投稿: 松浦 克己