Readers Theatreを体験して

学生参加者から感想を頂いたので了解を得て転載します。

「今回が初めてでしたが、参加することができて本当に良かったです。教員の方々に混じって発表に向けて取り組む中でたくさんの刺激をいただきました。

RTについて体験して、練習時間的な制限がありましたが、通常の読書や劇とは違い、原作を詳細まで理解すること、登場人物を通して自分の感じたことを表現すること、チームの仲間と協働することができたと感じています。また、他のグループの発表を見ることで、互いに気づきがあり、自己だけでなく他者への理解を促進すると思いました。

私の経験上、中高の授業では、受験のための英語が重視されることが多く、豊かな心を育むことは後回しになってしまうことは非常に残念に思われます。

しかし、RTのような手法は、読解力や想像力、表現力といった能力を総合的に養い、クラスメイトと協同で行うことで達成感が得られ、英語学習への動機づけにも有効だと思います。また、小道具や衣装、舞台などは必要とせず、教科書をそのまま用いて行うことができるという点で、空間的・時間的・物理的な制限が少なく、授業に取り入れやすいと考えました。

改めてこのような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。2日という短い期間でしたが、非常に充実感があり、また機会があれば参加させていただきたいと思いました。」

投稿: 浅野 享三