「観」を大切にする。
昨年、浦和で開催されたものの続きとして参加させていただきました。私自身は高校籍の教員で、しかも、3月には再任用の期間も終わってしまいます。でも、菊池先生のセミナーに参加するたびに、深い学びに出会うことができます。
いろいろな民間の研修会に参加していますが、「菊池道場」の素晴らしさは、若い教員が非常によく学んでいるというところにあると思います。菊池実践を自分の実践に応用し、「子どもの変容する姿」を目の当たりにして「菊池実践が本物である」ということを実感するのだと思います。
とかく教員は「早く結果の出るもの」を求めて、「教育技術(どうやるのか)」を知りたがります。でも、「技術」以前に、「その子どもをどのように見ているのか」「その子どもにどのように対していこうとしているのか」というところが明確になっていないと、「技術」は空回りするだけです。この「子どもの見方」「教師の居方」こそが「観」なのだと思っています。
埼玉支部は、昨年から、この「観」をテーマにして実践を積み重ねています。ここが本当に素晴らしい。セミナー終了後の反省会でも、それぞれが本音で自分の悩みを出し、真剣に話し合っているところにも、深い学びがあります。菊池道場は、こういう体験ができるのです。これが感動を呼び、若い教員が「明日への活力」を手に入れていっているのだと思います。
関東近辺で再び「菊池道場」が開催される時には、また参加したいと思っています。ありがとうございましはた。
投稿: 小峰 秀樹