教育に携わる方向けのコミュニケーション・トレーニングのご紹介
子育て・教育に携わる方のための コミュニケーション・トレーニング
テーマ:コミュニケーションと人権
文科省では人権教育の目標を「自分の大切さとともに他の人の大切さを認め、人権が尊重される社会づくりに向けた行動につながること」と示しています。当協会では、セルフ・カウンセリング🄬の手法で、まさに自分も相手も受けとめ、尊重し合えるコミュニケーションの方法をご提案しております。
対象:PTA・教員研修・地域のボランティア
・土曜公開授業やPTA勉強会・教職員の研修会など
・ 対面・オンラインどちらでも実施可能
・ 60分の講話~終日研修と調整も可能
・ ご予算に合わせてご提案致します
参加者の声
・普段のコトバが、子どもの気持ちを否定しているかもと気づけた
・教員も生徒も保護者も同じように感情が有ることを再確認できた
・生徒や保護者との接し方に活かせそうだ
・子どもの気持ちが見えにくいと感じた時に参考にしたいと思った
実績:研修実施校・地域
東京都東久留米市K保育園スタッフ研修
神奈川県横浜市A区中学ブロック教職員合同研修
東京都品川区立D小学校PTA/東京都武蔵村山市D小学校公開授業
教職員・教育に携わる方向けの夏季研修(毎年開催) など
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本当のコミュニケーション力とは
一人ひとりの能力を活かした共同創造を実現するには、どのようなコミュニケーション力が必要でしょうか。
■「同じ考えで同じ行動ができる」の限界
集団で力を発揮するには、和を大切にし異を唱えないことが、統率がとれ効率も良いと考えられていました。しかし、実は、自分の気持ちを出さず、強く意見を言う人に合わせているだけのようです。これでは、一人一人の創造性は発揮できず、新しい製品を開発する、価値観が違う相手と交渉するなどの力は育ちません。まして、一人一人を活かすコミュニケーション力は成立しにくくなります。
■「みんな違ってみんないい」の限界
「みんなちがってみんないい」は金子みすずさんの詩の言葉です。学校では標語のように張られています。それぞれ違った家庭環境の中で育った子どもたちが共に学ぶ場では、互いに相手の違いをしっかりと受けとめることは大切です。教師も子ども同士も違う考えを聞きあい受けとめてゆくならば、思いやる心が育ち、いじめは生まれないでしょう。
違いを認めるという事は、相手のありのままを認めることです。ありのままを認められると人は安心でき、自分の持てる力を存分に発揮することができるようになります。
ただ、職場など集団で一つの目標を達成するためにはどう力を合わせていくのかとか、ある予算や仕事をどう配分するか、などの議論をする場合は、どうでしょうか。みんな違ってみんないいと、違いを認め合うだけでは限界があります。さらに踏み込んで先の見通しが必要です。
■違いを活かし第3の道を発想する
本当のコミュニケーション力は、自分と相手の違いを認め、その上で相手と自分をともに活かす第3の道を共に発想してゆく力です。
第3の道を発想できる力の土台は、自分の思い込みから自由であることです。自分の思い込みから離れることができると、課題に対して十分に想像力をめぐらすことができます。また、相手の考えをありのままに受け止める心のゆとりが生まれます。
すると、どんなに違った価値観の相手とも、自分と相手が合意できる第3の対策をどこまでも話し合って共同創造してゆくことが可能になります。今、私たちに求められているのは「新しい道筋へのコミュニケーション力」ではないでしょうか。
協会理事長・渡辺ミサ
投稿: 和泉 智子