【開催報告】350名参加!杉山登志郎先生を迎えての特別支援教育セミナー

10月15 日 ( 土) に杉山登志郎先生を北海道にお招きし、
特別支援教育セミナーを開催しました。
通常学級の教諭、特別支援学級・学校の教諭、指導主事、
幼稚園教諭、保育士、放課後ディ職員、医療関係者、保護者、管理職など
たくさんの方にご参加いただきました。
以下、ご報告です。

■ 日時 2016年10月15 日 ( 土)
■ 場所 北方圏学術情報センター PORTO
■ 参加者 350名
■ 内容
講座1(11:00ー11:10)
特別支援の必要な児童の現状と学校が抱える問題点
講師:高杉祐之

講座2(11:10ー11:40)
子役付きの模擬授業・模擬保育 3名
講師:杉山登志郎先生、高杉

講座3(11:45-13:15)
愛着障害と発達障害
講師:杉山登志郎先生

講座4(13:30-13:50)
教室での対応のヒント
講師:高杉(発表)、杉山先生(指導・助言)

講座5(13:50-14:05)
実践発表 1名 8分
講師:杉山先生、高杉(指導・助言)

講座6(14:10-15:40)
特別支援最前線
講師:杉山登志郎先生

講座7(15:40-16:00)
Q&A

参加者の感想

1.発達障害は、先天的な脳の病気ととらえている人は多いように
思います。そればかりではない、と少しずつ伝えていきたいと思います。
TFT法、こんな簡単なことで違うのですね。びっくりしました。
子どものちょっとした気分転換にも使えるかもと思いました。
インシデントプロセス法、いいなと思いました。
自分も意見が言いたい、あの人の話が聴きたいと思っても、
押しの強い人ばかりが話をして、有効な話し合いにならないことも
あったので、この方法を提案したいです。

2.北海道の特別支援教育が、また一歩、進んだように思います。
高杉先生の実践発表、アセスメントの大切さを学びました。
その子がなぜその行動をしたのか、様々な可能性を教師が考え、
予想することが大事だと思いました。
門間先生の発表から、やはり、「できるようになる」ことが
子どもを変えるんだと感じました。

3.インシデントプロセス法から学ぶことが多くありました。登壇されていた先生からもご指摘がありましたが、
最も苦しんでいる担任が、膨大な準備をすることなしに、参会するメンバーと
これだけの情報を共有できることに驚きました。

4,杉山先生のお話を聞けるのをとても楽しみにしていました。
やはり教師の力量を上げなければ、と強く思います。やんちゃに振り回されない対応が
いかに学級全体を安定させるかが大事だと実感しました。

5.杉山先生のお話を聞くことができ、たくさんの学びを笑まし亜。様々な地域、職種の方々と
この情報を共有できたことが、とても素晴らしいと感じました。
授業が一番大切である、教師の関わりによって子どもが変わる、こういったことを
共有したことで、まだまだ学ばなければならないと決意を新たにしました。
インシデントプロセス法に参加できてよかったです。次々と繰り出される他の方の意見に
脳みそフル回転で臨みました。参加することでより主体的に学べました。

6,通常学級の担任だとしたら、気になるこをどう生かすかが
重要なポイントになると感じました。教師の授業力が必要不可欠だと
再認識しました。また発達障害の見識を深めることも必要だと、
本セミナーを通して学びました。
教師、医師、保護者、さまざまな視点があると思います。それらを知ることも
大切だと思いました。

7.インシデントプロセス法、初めて見ましたが、
たくさんの人でお話するとたくさんの意見、アイディアが出て、
とてもいいと思いました。学校でもできたら、困り感のある生徒へのアプローチを
みんなで考えていきたいと思いました。

8,杉山先生のお話は大変勉強になりました特に愛着障害の話です。トラウマからの防波堤
という言葉が印象的でした。以前勤務した学校で。頻繁にパニックを起こす子を思い出しました。
トラウマからの防波堤が非常に低いのだと思いました。

9.気になる子どもにどのようにアプローチすべきかとても勉強になりました。
障害のある子どもに、教師がどんな役割を果たすのか、
周りとの連携をどう図るのか、インシデントプロセス法の際に
教師以外の方の意見が特に参考になりました。
まだ勉強中ですが速く現場で働きたいとあらためて思いました。

10.学生の時からTOSSのセミナーに参加していました。実際に教師になると
「そういうことあるなあ」と感じることがたくさんあり、大変勉強になりました。
特にインシデントプロセス法による症例検討は、様々な校種、職種の方が
いろいろな視点から問題を絞り込み、プランニングを建てることで、
一人では考えつかないことがたくさん学べると感じ、実践したいと思いました。
今回の事例が偶然自分の学級の子と似ていると感じたので、プランニングを実践したいと思います。

投稿: 真野 二郎