2016.11.20コンパス浜松2017​第2回報告

2016.11.20(日)10:00~12:00

1.あいさつ・アイスブレーキング「土瓶茶瓶ハゲチャビン」

2.授業のABC①
①板書で授業を構造化する。
 →板書の役割
(1)情報を共有
(2)学習の理解と定着
(3)授業のまとめ(先生のノート)
(4)話し合いを焦点化
 →ポイント
(1)基本レイアウトを決める
(2)文字の大きさ
(3)タイミング=いつ・どれくらい書くか
(4)子どもと学びを共有する
②板書の技を磨く
 →(1)参観日は絶好のチャンス
 →(2)校内研修で鍛える
 →(3)子どもたちへのメッセージ
 →(4)先輩の板書は近くの家庭教師
 →デジカメで記録して振り返ると良い。

3.志願理由書の書き方
①自分でなければ書けないことを書く
 →浜松の地域性や教育条件と自分の資質・能力・経験をつなげて書く。
 →「目指す教職員の姿」を念頭に置く。
 →「県教委・市教委に合わせる」ことにこだわりすぎると、自分らしさがなくなり、不自然な文章になってしまうこともあるので注意する。 
②過去の例
 →優秀作品と添削例
③実際に書いてみる
 →回覧して添削

4.交流
・球技のルール説明などで子どもから「話が長い」と言われる。
→永遠のテーマ。
→視覚から攻めると良い。
→指導項目を絞る。やりながら説明できるものは省く。
→対話しながら飽きさせない。

・学級遊びで「追いかけられるとイヤ」「ねらわれるとイヤ」という子どもにどう声かけするか。
→申し出てきたことをプラスに評価して自己肯定感を育てる。
→「学級単位」にこだわらず、いくつか遊びチームを組織する。分かれて遊んでも、「遊び報告会」を定例化させれば、クラスのまとまりは育つ。

・教師としての「柱」が大学の時と変わってきた。
→「自立」「事実から出発し子ども目線で見る」「理論と実際は違う」

・授業妨害で自宅謹慎にした。「先生の顔にドロを塗るな」と全体指導した。
→大人の都合で指導してもすれ違いは大きくなる。そうではなくて「学ぶ仲間のために授業規律がある」という話をしたい。
→「子どもが悪い」で済ませずに、指導側が授業の指導について反省する視点も必要。その背景に受験体制があり、個々の教員の責任にするのも良くない。

5.感想
・板書の工夫について、保体での工夫はどのようなことができるか。どれだけ生徒たちの思考をはたらかせられる学びができるか、また考えてみたい。
 志願理由書の書き方の例を見たとき、自分の思いをどれだけ表現できるか、じっくり考えながら書いてみたい。
 交流で、参加された先生がたの悩みを聞き、実際自分自身にも大切なことだと思うのでとても参考になりましたし、自分の悩みについても、とてもよい話が聞けてよかったです。

・板書には自信がありませんでしたが、今回の講義を通して、板書のイロハを改めてのところもありましたが、初めて学ぶこともあり、明日から実践してみようと感じました。志願書はあまり自信がなく、自分の強みと浜松の教育をどうリンクさせるのかが難しく感じていました。志願書を短い時間ではありましたが、様々なアドバイスをいただき、良いところはそのままにし、改善点は直して、よりよいものを作り上げたいと思いました。

・板書のやり方から、志願書の書き方までとても参考になりました。
教員採用試験の対策にかぎらかず、日常の悩みや考えを聞いてもらえる場もあったので、また、コンパスに参加させていただきたいと思いました。
 ありがとうございました。

投稿: 静岡県西部教職員組合 (西部教組)