神戸TALS冬季授業づくり研究会を終えて
50名を超える参加者が集まり,午前は小学校の国語,午後は中学校の理科の授業ビデオを視聴して,それぞれの意見や思いを聴き合う研修会となった。「子どもが主体として学ぶ」授業実践を研究テーマとするとき,参加者は「教える専門家」のための授業研究ではなく,教室の事実と子どもの学びの実態から「学びの専門家」を志向する授業研究を実践する。その結果,参加者は子どもたちの学びの可能性を語り合うことによってそれぞれの授業改善に生かすことになる。
プランどおりの授業からジレンママネージングの授業へと授業改善が変容するとき,教師は技術的熟達者から反省的実践家の道を歩むことになる。教師の専門職性は社会の変化に応じて反省的実践家が求められており,教師はジレンママネージングへの対応を余儀なくされている。今回の研究会では,参加者はビデオカンファレンスを通じて反省的実践家の道を共感し合うことによって新たな教師の生きがいを再発見することになった。
投稿: 東 茂樹