『世界標準の高校数学とは?~テクノロジーを使って身近な問題に挑戦~』 − 未来の先生展2017 当日イベント情報 −

『世界標準の高校数学とは?~テクノロジーを使って身近な問題に挑戦~』
− 未来の先生展2017 当日イベント情報 −

未来の先生展運営事務局でございます。
この度は、当日イベントに関する新着情報をお知らせいたします!


『世界標準の高校数学とは?~テクノロジーを使って身近な問題に挑戦~』
講演者:馬場 博史 氏(「国際バカロレアの数学」「マスメディアの中の数学」著者 / 岡山理科大学附属高校IB推進室コーディネーター)
日時:2017年 8月26日 (土) 12:30-14:00

会場:武蔵野大学有明キャンパス1号館3F 304教室

☆企画内容☆
 日本でも少しずつ増えてきていますが,世界中で150を超える国や地域の4900を超える(2017年6月現在)学校で採用されている小中高のカリキュラム「国際バカロレア(International Baccalaureate = IB)」や,米国のACT (American College Test),SAT (Scholastic Assessment Test),AP (Advanced Placement),英国のGCE Level-A (General Certificate of Education Advanced Level)など,海外の多くの大学入学資格試験の数学では,グラフ電卓(Graphing Display Calculator = GDC)を使う試験と使わない試験の両方が実施されています.
 教科書の説明にも当然のようにグラフ電卓の画面が登場します.これは応用問題として「実社会で応用できる」問題,すなわち身近な自然現象や社会現象を扱った問題を取り上げることが多いからです.そのため,自然に厳密値(√やπで表す値)よりも近似値を求める場合が多くなり,テクノロジーが必要になるというわけです.同時に理科や社会科の学習にもなるので,学際的な意味でも大きな効果があります.どんな問題があって,どのように解くのか,実際に体験していただこうと思います.

☆参加者へのメッセージ☆
 あの人気漫画「ドラえもん」の中で,ひみつ道具「バイバイン」が登場した時の話です. ドラえもん「ひとつの栗まんじゅうが,5分ごとに倍になると1時間でいくつになると思う?」 ノビ太「さあ…,100個ぐらい?」 ドラえもん「とんでもない! 4千96個! 2時間で1677万7216,それからわずか15分で1億個をこすんだよ.」 これは等比数列の和の計算に基づいていますが,小学生にとっては難しいお話なのでまるで魔法のように思えたことでしょう.後に高校で数学を学習したらこの話を理解することになるわけですが,その時に「なぜ?」と思うことが大切ですよね.
 お笑いタレントのブルゾンちえみさんが「地球上に男は何人いると思ってんの!?」…「35億!」と言っていました.この話を聞いて,「本当?」と思って地球の人口を調べた人はどれだけいたでしょうね.…「35人!」 ウソ,そんな統計はありません.でも私は調べてしまいました.2011年には約70億でしたが,現在は約74億だそうです.さあ,身近なことを題材にして「なぜ?」「本当?」と思うことを追求していきましょう.


未来の先生展では、教科教育からスポーツ、芸術まで、そしていわゆる学校の枠にとらわれないオルタナティブスクールなど、未来を形作るという文脈で学校の先生を中心にして多くの教育実践家が集います。
【日時:2017年8月26日(土), 27日(日)】
【会場:武蔵野大学 有明キャンパス 東京都江東区有明3-3-3(国際展示場駅徒歩7分)】
「未来の教育」のショーケースである“未来の先生展”に、ぜひご期待ください。
▼未来の先生展ウェブサイトはこちらから
http://www.mirai-sensei.org/

投稿: 一般社団法人 Teacher's Lab.