2018.1/21(日)コンパス浜松2018④報告

1.近況報告

2.面接回答例③

 ※模擬面接の前に回答例を集団で考える。

(20)合唱コンクールで、やる気が無い子への指導
 →①Tが個別に話をする②クラス全体で話をする。
 →個別に理由を聞き取る。理由によって指導は異なる。
 →学年で相談して中間発表会をもつなどの対策もあり得る。

(23)子どものケンカが元で、保護者同士の関係がこじれていると子どもから聞いたら?
 →①事情を聞く②管理職に相談
 →保護者への「指導」はできない。
 →子どもがTを頼りに事態を打開したいなら、情報を保護者と共有して「子どものためにどうするか」をそれぞれの大人が自分の立場で考える。Tと保護者との関係によっては選択肢を示すことも必要。

(34)教職の魅力・教師としてうれしかったこと
 →人の成長を間近で感じられる。
 →目標・やる気を持ったとき生徒が輝く。
 →集団の力のすごさが感じられる。→「集団の力」は学校でないと育たない。単なる情報なら、学校はTVやネットに負けている。
 →日本の教員は全人格をまるごと育てる。学習・生活・部活・進路...善し悪しはあるが、魅力もある。
 →教育実習での体験。3週間で生徒との関係を飛躍的に改善できた。
 →病気の生徒に個別指導していた時期があったが、卒業して向こうから声をかけてくれた。
 →一匹狼で孤立していた外国籍女子が、学習面での成長にともなって周囲から認められてきた。そのクラスだけ進度が遅れていたが、ていねいに質問に答えた甲斐があった。

(35)専門教科で「良い授業」の条件
 →(体育)苦手な子が「楽しい」「またやりたい」と思える授業。ハードルを低く設定しスモールステップで。
 →(理科)導入で興味関心づけができる授業。できない子もとびつく発問・実物提示・実演。つまづきの予測と配慮。
 →(数学)発見のある授業。見通しの持てる授業。手応えを感じる授業。

(36)どんな学級にしたいか・理想のクラス。
 →チームプレイができる学級。Tを含めた全員が全員をサポート。
 →授業や学級でひとりひとりが活躍する場がある。
 →クラスで目標に向かって団結できる。
 →居場所と出番が全員にある。

3.模擬授業対策①

(1)授業の組み立て
①通常の授業の組み立て=導入・課題提示/展開・演習/まとめ
②模擬授業の組み立て=時間制限/教具制限/生徒は誰か/「見せ場」
(2)導入の工夫
①黒板・ホワイトボードがある場合
 →何を書くか=タイトル・課題・主発問・例題
 →いつ書くか=いきなり/対話の後/実演・実験の後
 →どのように書くか=大きさ・色・何分割か・最終形を想定して
②動機付け
 →教材の良さを端的に示す実例・実験→意外性があると印象的
 →教材の垂直関連を示す(系統的視点)
 →教材の水平関連を示す(教科横断的視点)
 →生徒集団の活用(学級・班・ペア等)
 →成功体験の追体験
 →外発的動機付け→「エサで釣る」と「エサが無いとやらない」になるので、補助的・単発的に。
(3)展開の工夫
①発問②ワークシート③小集団活動④スモールステップ⑤教具・機器の活用⑥その他
(4)まとめの工夫
①授業課題に対する解答②取り組みの評価③次時への課題
(5)実演(5分程度)
 →無脊椎動物の消化器官
 →内容は良いが、指導言が整理されていないのでトークを磨く。

4.感想

 →面接回答例・模擬授業をやって、パフォーマンスも大事だと強く思った。他人の考えていることをたくさん知れてよかったです。
 →面接の回答例について話し合って、具体例を挙げることが大切だと改めて感じました。その他の質問についても、自分の考えを示せるように準備をしていきたいです。

投稿: 静岡県西部教職員組合 (西部教組)