学び続ける教師だけが子どもの前に立てる

国語の分析批評セミナーを開催。福岡・宮崎・鹿児島からもご参加いただいた。セミナー後にはサークル体験を開催。全員が残ってくださり、共に学んだ。次回は5月19日に教え方セミナーを開催する。
【参加者感想】
〇分析批評の話を詳しく教えていただいて、全然知らないことだらけで
 もっと詳しく聞きたいと思いました。
 討論も大切だということは教えていただいていましたが、
 実際に体験することで、どのように流していけばいいのか
 少し分かってきました。
 今日、学んだことを復習し、深く学んでいきます。(大学生)
〇授業の進め方、考え方も勉強になりますが
 今まで何となく見すごしていた一文にこだわる
 一つの言葉にこだわるという体験がとても面白いです。
 学ぶことは楽しいと感じることができました。(教諭)
〇書く指導、読む指導をどうするかという不安があったので
 今回で詳しくステップを示しながら教えていただいて大変勉強になりました。
 国語科における「読む」とはどのような目的をもつのか
 これも自分の中で大きな疑問としてあったのですが
 今回の講座で「読む」とは「読み方」を教えることなのだと確信をもてました。
 つまり、視点や中心人物など、文を読む時のコードを指導することによって
 読書の質を高め、学校を卒業した後も使える本の読み方を
 身につけさせることが一番大きなことなのではないかということです。
 これは「書く」ことも同様です。
 今後の道筋が見えたので実践していきたいと思います。(教諭)
〇国語を教える視点が増えました。
 討論はすることが出来ないですが「登場人物とは」「中心人物とは」など
 教える上で大切なことを学びました。(大学生)
〇分析批評は、どの科目にも必要なものであると思った。
 批判をしたりされたりすることを通して、考え方を深めることは
 学校生活の様々な場面で適用していくべきである。
 自分が中学生や高校生のころは一冊の本を読んで
 それについて討論する読書会が行われていた。
 しかし、読書会では学期ごとに1回のペースでしか行われず
 他の授業でも討論を行うことはなかった。
 そのため、大学で人の意見を批判したり、逆に自分の意見を批判されたり
 することに恐怖心を感じることがあった。
 もし小学校から高校までの学校生活の中で討論をしたり
 分析批評をしたりする機会に恵まれていたならば、
 もっと深い思考力を持つことができたのではないかと思う。
 実際、現場に立つときは、分析批評や討論の機会を充実させられるようにしたい。(大学生)
〇分析批評の講座を学ぶ機会に恵まれて良かったです。
 問いを立てる、定義のことの意味を深く知っていなかったと思いました。
 評論文につながる進め方や、接続語をつかうことも
 実際に演習をすると分かりました。
 頭を使って考える意味も実感できました。
 文献にあたってみる、それをまとめてみる、そういった作業が
 大切なのだと実感できた。(教諭)
〇分析批評の講座は滅多になく、とても貴重な学びになりました。
 講座に参加して、分析批評の知的な楽しさ、子どもたちが言葉を根拠にして
 思考が鋭くなっていく事実がよく分かりました。
 小林一茶の俳句の「視点」の検討でもありましたが
 思い付きではなく「御馬」「そこ」「雀の子」などの言葉を検討し
 まず、おかしいものを1つ決めて討論することが大切だと思いました。
 また、「近くに橋が見えてきた」を実際に批評して意見文を書いていく体験をして
 子どもの意見文の書かせ方がよく分かりました。
 特に、「ということは」「もし」「しかし」「たとえば」をつかって
 繰り返し書かせたり、日記で1ヶ月使わせることなど、
 鍛え方の道筋を教えていただき勉強になりました。
 確かに、討論のレベルも向上していくのではないかと思いました。(教諭)

投稿: 松田 春喜