希望と心の中に温かな気持ちが残るお話
(主催者より.初めて本講演をお聞きになった参加者の方に依頼して作成いただいたレポートを投稿しております。)
9月23日、東京、科学技術館にて、品田奈美さんの「学ぼう!!いじめの方程式」講演を聴きました。当日は、大人64名子供2名の参加があり会場はいっぱいでした。参加された方は、校長先生始め教育関係の方々や相談機関の方、行政機関、保護者、一般の方まで幅広い方々が熱心に耳を傾けていました。
冒頭は、品田さんご自身の壮絶な体験を克服できたお話と、パラダイムシフトという所から入っていきました。パラダイムシフトとは、今までの固定観念や常識、そういうものから抜け出し発想の転換をはかることで大きな変化を生み出そうというものです。
次にある方の体験談(ビデオ)を通して、いじめがうまれる仕組みを解説しながら、どうすればなくなっていくのかというお話をされました。そして柔軟な子ども達の凄い所は、このパラダイムシフトされた新しい視点を持つことをその場で体験してしまうそうです。
講演に参加する前は、少し難しいお話かなと思っていましたが、終わってみると、少しわからない部分はあったものの、希望と心の中に温かな気持ちが残りました。
このお話は何度も聴くことによって、私達は、気づき成長し、考え方や生き方を変えて行くことができるのかなと思いました。一人一人が大切なことに気づくことによって、いつの間にか社会全体が変わって行く、いじめのない、大人も子どもも安らぎや幸せを感じられる社会に向かっていくことができるのではと思わせられる講演でした。
いじめの問題に頭を悩ませられている先生方、より良い学校運営・クラス運営に心を砕かれている先生方にとりまして、子ども達の為に、又ご自身や身近な方達の為にも価値のあるお話だと思います。次回は、同じ科学技術館にて2019/2/23です。是非お誘い合わせの上、会場に足を運んで頂けたらと思います。
<いじめが終わる方程式を聴いた子ども達の感想抜粋>
小学生
「私はクラスで嫌いな子がいました。でも先生の話を聞いていると、確かにその子にも言いところがありました」
中学生
「長所と短所は同一であること、誰一人として欠けてはいけないということが印象に残りました。長所だけを残し、短所をなくすことはできないと言っていて、私は短所だって私の一部なんだと思いました。短所をなくすのではなく受け入れていこうと思います。どんな人もきっと誰かの大切な存在なのだから誰一人として欠けてはいけないという言葉に感動しました」
投稿: 牧 美和子