どうして保護者と教職員はトラブるのか~コンパス浜松2019④報告

2019.6/9(日)10:00~12:00 コンパス浜松④ 保護者対応・勤務/面接練習③

1.近況報告

2.どうして保護者と教職員はトラブるのか

 →メディアの影響/親もつらい/学校の側の問題
 →保護者は子どもに一番近い大人
 →大きなチームの一員として考える
  (1)「モンスター」と切り捨てない=敵とみなさない。
  (2)言いたいことは別にある=セリフを額面通り受け取らない。
  (3)言い分をすべて聞く=心情に寄り添う
  (4)聞いた上で、できることとできないことを可能にする条件を示す
  (5)安易に即答しない
  (6)関係者と話し合う

→保護者から長い手紙をもらったが、手紙の導入は「よくあること」。しかし、もっと言いたいことがあるのではないかと同僚に言われて、保護者と話をすることにした。→支援学級から支援学校に入れるかどうかで父親と母親が噛み合っていない様子。→背景には、世間の特別支援学級や特別支援学校への偏見と差別意識があり、それに当事者の保護者も影響を受けている。さらに、その自覚がないのでモヤモヤしている可能性がある。ダイレクトに指摘できなくても、そういう可能性を念頭において、保護者との協力関係を育てる話をしたい。

3.教職員の勤務・服務

(1)教育公務員の勤務時間
 →基本の勤務時間/限定4項目(超勤4項目)/勤務時間の割り振り/週休日の振り替え/「給特法」
(2)教育公務員の服務義務
(3)不祥事の現状とその根絶
 →「学校元気プロジェクト」は今でもやっていて、月に一回くらいのペースで、「学校を元気にする俳句を募集」などの企画が教育委員会から配信される。

4.面接練習③

 →「体育が苦手だから見学させて」に対して理詰めで体育の必要性を話すだけではなく、体育の楽しさを実感させる指導をしたい。

 →給食の食べ残しに対してどう指導するか? →食べられない分を最初に集めて、食べられる子に教員が分配する。→自由にトレードする方式にもメリットはあるが問題もある。学級内に力関係がある場合には、弱い子が申し出られなかったり、強い子が無理やり食べさせる危険がある。→残菜ゼロには、今はあまりこだわらない。むしろ片付け時間を守るように丁寧に指導。

 →命の大切さを伝えるには? →しっかりと道徳の授業で取り上げたい。「生きたいのに生きられない」という題材。→理屈で攻めるだけではなく、実体験を通じて教えたい。学級で生き物を飼う。忙しいので、本当に必要性を感じないとなかなか手が出ないが。

 →宿題をやらない子には、必要性を解くだけではなく、充実感を感じられるような内容に変更したり、教員やクラスメイトのヘルプを手配したり、全員一律ではなく適切な量に調整するなどの配慮が必要になる。学年職員で「甘やかし」と批判される場合もあるので注意する。

5.感想

→頭では考えていても、実際に話すのは難しいなと感じました。あと残り1ヵ月で準備をしっかりして、試験に望みたいと思います。有り難うございました。

→今日は2回練習ができたので、よかったです。
面接練習をする機会がたくさんあるのは嬉しいです。それに加えて、なかなか答えにくい質問の解答例を教えていただく機会があるとうれしいです。

→今日は、いつもより面接時間が長く、とても勉強になりました。

→たくさん面接ができてよかったです。様々な質問を考える機会となったので、今後につなげていきたいです。

→「目が泳いでいる」と指摘があってよかったです。
自分ではわからないことなので、それに気をつけて、面接練習をしていきたいと思います。

→伝えることの大切さ(具体的に、ゆっくり、強弱をつけて)が分かりました。

※次回は 2019.6.30(日)10:00~12:00 地区労連会館 で開催予定です。これが最後になります。

投稿: 静岡県西部教職員組合 (西部教組)