指導者のためのビジョントレーニング勉強会に参加して
福井商工会議所で行われたビジョントレーニング(岸先生はビジョンセラピーまたはビジョンコンデショニングと呼ぶ方が正しい)と話していらっしゃったが、アメリカの副大統領だったジョンソン氏(後に合衆国36代目大統領となる)の次女、ルシー・ジョンソンさんが高校生のとき、ルシーさんは知能指数は低くなく学習態度も問題なかったにも関わらず、どんなに頑張っても成績が思わしくなかったのです。その原因として、目の働きの状態に問題があり、ビジョントセラピーを受けた結果、どんどん変わっていったのです。
後にルシーさんは、「私の成績はだんだん良くなっていき、1年半後には平均がDからBへとなりました。そして、大学に入った年には、なんと学長の優秀者名簿に名を連ねるまでにもなったのです。高校の時、あれだけ学業で苦労した学生とすれば、驚くべき変身です。また、私のからだのぎこちなさも消えました。もちろん、それでもスポーツ選手になれるほどの技量はありませんでしたが、昔の自分とは比べ物になりませんでした。」と述べています。
両視眼によるずれの補正と乱視の是正、視界の広がりによる目標認識、視点の固定による基準認識、知識の安定によるピント合わせなど、今まで全く知らなかったことが、アメリカでは学習傷害の治療として行われており、このセラピーで文字認識の学習障害が改善している事実も学ぶことができました。良い勉強会になったと思います。
投稿: 島田 一