目からウロコ!そして、感動!チャレンジする勇気をもらった60分

たった60分という時間で、どんなメッセージを伝えてくれるのか?
ワクワク参加した。
会場には、70名ほどの人が集まった。
台風の直後とは思えない熱気だった。
北は秋田、南は埼玉、神奈川、東京。
そして、山形新幹線が終日運転見あわの状況の中で開催された。
参加者の中には、埼玉から下道を8時間近くかけてきた人もいた。
中には、途中でレンタカーを借りたという人も。
講演会開始前に、そんな話題で盛り上がっていた。

さて、長谷川博之氏の講演会。
私が印象に残っている最初の言葉。
「メモを取らなくても結構です。
 翌日、頭の中に残ったものしか、変わりませんから。
 だから、何度も、セミナーに参加して学ぶ価値がるのです。」

私は、メモをするために用意していたノートを閉じた。

一番印象に残っているのは
「超積極的生徒指導」
をする上での最低限どの準備である。

教師は、子供に自分を理解させようとする。
それゆえに、反発を受け、それを力で何とかしようとする。
時には、生徒の反発から心を病み、教室に行けなく時もある。
私も、その一歩手前まで行ったことがあった。

長谷川氏の対応は全てが真逆だった。
相手を理解することに徹していた。
教務主任という仕事の傍らで
授業時数が少なくなり、生徒との関わりも当然減る。
その中で、何をなしたのか。

講演会の内容を記述することは控えるが、
会場にいた誰もが納得する方向性が示された。

たった1時間の講演会で、
これほどまで、端的に、超積極的生徒指導を
展開するためのベース作りを示すことができるのは
長谷川博之氏をおいて、他にはいないのではないだろうか。

すでに、愛媛県で公的研修会の講師としての依頼を受けて、講演等を実施しているそうである。
また、文部科学省からNPOTOSSが依頼された20冊のテキストのうち6冊を監修し、つくばの研修センターで講義も担当されているという。
このたび発刊された「学級通信集」はアマゾンで品切れになるほどの人気ぶり。
内容も、これまでの学級通信とは違う。
1年間の成長が如実に伝わってくる内容であり、私たちが目指す姿の示唆に富んだ内容となっている。

この講演会は、60分という時間の中に
今知りたい全てのヒントが凝縮されているものであった。

投稿: 山口 俊一