ラグビーワールドカップ、スコットランド戦と重なった長谷川博之セミナー!

長谷川博之氏のセミナーに参加するのは、もう10回以上。
もしかすると、20回を超えるかもしれない。
中でも、今回のセミナーが一番良かった。
長谷川博之氏が、
この数年間のセミナーで、参加さに伝えることは

「原理、原則」

である。
私は、教育関係だけではなく、ビジネス関係のセミナーにも
お金を払って参加する。
多くのセミナーは

「この人すごいな〜」

でも自分にはできない!で完結してしまう。
講師の実践がすごすぎて、自分との乖離を感じて、結局、「この人すごい」で終わってしまう。
だから、セミナーに行っても、多少の参考にはなっても、自分自身を変えるきっかけにならない。
そういうセミナーは山ほどある。

そのような中、長谷川博之氏のセミナーは

「原理、原則」

を具体的な事例を元に、伝えてくれる。
しかも、いつの間にか、会場を自分の教室のような空間に作り変えていく。
最初は緊張していたはずの参加者が

「一生懸命、発言するようになる」

そして、その状況に至った教育技術を問うてくる。
参加者はいつの間にか、長谷川学級の生徒になっている。
そんな中でも、どうして、このような対応が生まれてくるかの
根本的な感上げ方を随所に散りばめて伝えてくれる。

公的な研修会では、残念ながら、こうした展開は皆無である。
だからこそ、お金を払って学ぶ意味があるのだと、参加者同士納得したところである。

さて、今回、特に印象に残ったのは
「ラグビーワールドカップで日本代表がスコットランドに勝ち、初のベスト8になった」
翌日だったということ。

その中で、1年間で240日、合宿を重ねてきたことが話題になった。
それだけの準備をしてきているのだ。
だから、スクラムでも負けない。
後半の動きも止まらない。
チームが一つにまとまっている。

長谷川氏の日常の姿も、
ラグビー日本代表そのものだったのである。
1ヶ月で読む本の量。
子供の価値観を理解するために、1ヶ月で読む漫画の量。
さらに、定時退勤を常に習慣とするための日常の仕事の工夫と努力。

全てがラグビー日本代表と重なって見えた。
長谷川氏のように、日頃からの努力を大事にする教師が増えたらば、
日本の教育は大きく変わるだろうと確信した。
と同時に、自分自身がその一人になると決意した時間でもあった。

投稿: 山口 俊一