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「運命の子」と出会って考えたこと~障害胎児の命を抱きとめる~

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今年8月設立した「生命倫理カフェ・ねりま」の記念講演会に、第20回小学館ノンフィクション大賞受賞作「運命の子 トリソミー」を上梓した小児がん外科医をお呼びして、「命」について考えます。

講演概要: 13トリソミーという先天性染色体異常は、かつては医療の対象になりませんでした。脳の低形成などの重度の奇形を合併するために、ほとんどの子が1歳までに亡くなるからです。しかし最近は、できるだけ治療をおこない、可能ならば在宅介護に移行する動きが強まっています。私は、地元の主治医として13トリソミーのお子さんの家族とかかわることになりました。障害児を授かることの意味を家族と共に考え、また、その他の在宅の重症児の家庭にも訪問を重ねました。短命と思われたその子は少しずつ発達を示すようになり、家族も障害児を授かったことの意味を見出していきました。新型出生前診断によって胎児が選別される風潮が強まっている現代において、障害児を受容するとはどういうことなのか、障害胎児の命を放棄することは私たちを幸福にするのか、拙著「運命の子 トリソミー」の物語と共に講演で述べていきたいと思います。

お申込み: TEL 03-3997-6210
        メール:lifecafenerima@gmail.com
公式サイト: http://lifecafe.jimdo.com/

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