ロールレタリング・キャリアトランプ体験学習会　　自分を変えるヒントをつかみます

　前回4月26日の体験学習会では､ロールレタリング、キャリアトランプンに共通する背景理論としての交流分析について話し合いました。心理技法には背景になる理論があります。しかしどの心理技法も、目標は共通です。よりよき自己実現を図るということにつきます。
　自分の健康な状態を維持促進するには様々なハードルがあります。身体の健康、心の健康、人間関係の健康はＷＨＯでも規約の中でうたっています。　平均寿命が延びた背景に薬漬けの生活があります。平均寿命と健康定命の差は10年。この時間を如何にすごすか。高齢者の深刻な問題です。しかし同時に、これは若い世代の生き方を巡る課題でもあるのです。私はそんな意識で話に参加してました。
　私としては自分を理解する方法としての交流分析、交流分析で気づいた自分の課題を克服するための手立てとしてロールレタリング、キャリアトランプを利用したいと考えています。同時に自律訓練法の温感、重感、背景公式も毎日、3分くらいやり続けています。この会でも会の冒頭に体験的に継続的にやっています。
　前回、4月26日の会では2種類のチェックリスト方式のエゴグラムを描きました。杉田先生、桂先生の提唱のチェックリスト方式です。私の場合を紹介するとＮＰが一番高く、Ａが低いという結果です。ほぼ同じ傾向として杉田方式も､桂方式も出てきました。
　退職後、民生委員となって地域の人との交わりが多くなって、相手の都合に合わせることが多くなったことの表れだと思っています。Ａが低いのは前々からで、なんとかＡを高めて計画的・自主的な生活を送るために手帳を利用していました。
　今回、はたと気づきました！　手帳の中味はみんな公的な行事ばかり。自分の計画がないということです。自分の時間を割いて他に合わせていたのです。これではＡはなかなか高まらない。3度に一度はＮＯと言おう、とＡＣを下げる試みもしてきたのです。
　これからは自分の計画もきちんと手帳に記して､他の用件が入ってきたときにはＮＯと断るスタンスを持ちたいと思いました。Ａを高め、ＡＣを下げるプランを改めて実行したいと思いました。これも参加者との会話の中から生まれた気づきでした。
　この学習会はロールレタリング、キャリアトランプを体験的に味わい自分を見つめるきっかけを得て自分を変革して行く意欲・行動を育てようというものでもあります。参加者の必要に応じて、いろいろな意味合いに活用できるものと信じています。是非参加されていろいろな心根を披瀝し合い、学び会いましょう。