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公開シンポジウム「学校から仕事への移行を再考する―高等学校キャリア教育の日仏比較―」

開催日時 10:00 13:00
定員50名
会費0円
場所 愛知県刈谷市井ケ谷町広沢1 愛知教育大学 第一共通棟201教室

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公開シンポジウム「学校から仕事への移行を再考する―高等学校キャリア教育の日仏比較―」

主催:日本産業教育学会 職業指導・キャリア教育部会
基調講演:シルヴィ・アミシ(フランスキャリア・カウンセラー協会会長)
パネリスト:夏目達也(名古屋大学) 三村隆男(早稲田大学・日本キャリア教育学会会長)
指定討論者:園山大祐(大阪大学)
参加費:無料、申し込み不要
昼食:会場および会場周辺に飲食店がございませんので、ご持参いただくか、当日受付にてお弁当(1,000円予定、お茶付き)をご注文ください。

お問合せ:career.education.france@gmail.com

【趣旨】
 産業・経済の構造的変化や雇用の多様化・流動化を背景に、職業人・社会人としての自立が迫られる後期中等教育段階におけるキャリア教育の重要性が叫ばれています。しかしながら、その実態は学校・学科によって極めて多様であり、特に職業系では就職希望者と進学希望者の両方を対象に、専門性の獲得を通じてコンピテンシーを育成しなければなりません。
フランスにおいても職業バカロレアの導入以降、職業高校生の高等教育進学率が上昇していますが、高校でのカリキュラムが大学でのアカデミックな学習内容と接続しておらず、ミスマッチングが大きな課題となっています。実際、大学生の約4割が1年終了時までにコース変更あるいは中退しており、大学を3年以内に修了するのは約3割にすぎません。さらに、職業高校への進学者には恵まれない庶民階層出身者が多いこともあり、階層再生産につながっています。
 日本においても、専門学科の高等教育進学率は4割(大学進学率は2割)を超えており、高大接続が重要なテーマとなっています。一方で、半数を超える生徒は卒業後に就職するものの、約2割が1年以内に離職しており、キャリア形成支援が十分な成果をあげているとはいえません。
 そこで本シンポジウムでは、困難地域にある職業高校で長年にわたって勤務してきたフランスキャリア・カウンセラー協会のシルヴィ・アミシ氏を招聘し、高等学校におけるキャリア教育の課題と可能性について議論します。日仏の実態を比較することで、高大接続も含めた高校生の「学校から仕事への移行」をどのように支えていくべきか検討したいと思います。

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