今春の高校入試総括／全進研春のセミナ−２０２１(オンライン開催）

「コロナ感染拡大」の春、高校入試の「異変」について、
「中高接続」の今後に向けて、学び合い、話し合いませんか。
報告：
角谷信一さん（前千葉県立高校教諭／元千葉高教組副委員長）
加藤裕子さん（都内公立中学校教諭／今春中３担任）
新井達也さん（私立自由の森学園中学高校、前校長）

■ 「都立高校５１校異例の規模で３次募集」（３月１７日NHKニュース）　２次募集の結果全日制５１校「定員割れ」となり、いまの入試制度になって以降もっとも多い数となった。募集人員は合わせて９８７人にのぼる。／欠員のまま新年度を迎えた高校が５０校近くになるといいます。数年前までは、考えられなかった事態が起きています。
■ 「私立中高校「切り札」は共学化　校名変えたら志望者急増」（３月８日朝日デジタル）　背景として考えられること。９０年代の「（生き残りのための）CI路線」ブーム再来。少子化、「就学支援金（所得制限９１０万円がありながらも、授業料分の実質無償化。）」、コロナ禍におけるICT導入対応、後景に「大学入試改革」への対応の評価もあるのでしょうか。
公私各校生き残りをかけた今日の状況です。ビジネスチャンスと捉える動き。「コロナ感染拡大」への不安「早く決めたい」「安心したい」→ 私学、通信制高校の進学者増→ 中学校現場では新たな「中３三学期問題」が深刻になっているのではないでしょうか。
■ 首都圏では、埼玉、神奈川に続いて、今春入試から千葉が一本化（一回入試）されました。　昨年一次（１・６３倍）、二次（１・３０倍）　→ 一本化で「１・０８倍」に。全国各地で実質倍率が１倍に満たない自治体が増えています。受験の複数機会は「ふるいにかける（落とす）ため」の入試であることが明らかとなっています。
■ 大学入試改革は議論になっています。しかし、「中高の接続」「高校入試」はどうしますか？　このままでいいのでしょうか。
各現場からの報告をいただきながら、今後の取り組みへ。話し合いたいと思います。ぜひ各地からご参加ください。

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