開催日時 | 19:00 〜 20:30 |
定員 | 95名 |
会費 | 0円 |
場所 | その他オンライン(Zoom) |
このイベントは終了しました
気になるリストに追加2021年3月6日に名古屋出入国在留管理局の施設に収容されていたスリランカ女性のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったというニュースが流れました。以前から日本では、在留資格を持たない方が収容される施設での期限のない長期収容の課題や、諸外国と比べ難民認定率の低さなどが問題視されています。
5月11日現在、国会では入管法の「改正」について議論がなされています。5月7日に行われた衆議院法務委員会において与党は採決を目指していましたが、その決議は見送られました。しかし12日には再度この法案が審議され、与党は強行採決を図ろうとしており、予断を許さない状況です。
今回の「改正」案が通ると、そもそも認定されにくい制度のため何度も難民申請をせざるをえない方の強制送還が可能になるほか、国外退去命令に従わないと罪に問われる可能性があるなど、難民申請をしている方の人権を侵害する措置が取られることになります。
ピースボートは国際交流NGOとして、日本国内においても多様性を受け入れ、どんな人でも自分らしくいられる居場所作りを目指しています。今回の講演では長年人権・難民問題に取り組んできた児玉晃一弁護士から入管法「改正」案の問題点についてお話しいただきます。人としての尊厳を奪われてしまう当改正案について現状を知り、これに対して私たちができるアクションとは?人権という観点から今回の入管法「改正」について一緒に考えましょう。
【講師プロフィール】
児玉晃一(こだまこういち)さん
マイルストーン総合法律事務所代表弁護士。司法修習生の時に連れられた東京入国管理局で体験したことがきっかけで外国人への支援を始め、弁護士2年目の時に初めて担当した収容問題以来、外国人の権利の問題に高い関心と問題意識を持つようになる。その後入国管理局に収容されていたカメルーン人男性が体調不良を訴えるも放置され死亡した事件(2014年)や、長期収容されている外国人による集団提訴(2019年)など、収容問題を多数手がける。外国人の権利に関する委員会元委員長、全国難民弁護団連絡会議の世話人なども務める。
【開催日時】
2021年5月25日 (火) 19:00-20:30
【参加方法】
下記リンク先より、お申し込みください。登録した際にその方専用の参加URLがZoomより送られますので、お時間になりましたら、送られて来たURLからご参加ください。
https://is.gd/simGq5
▼アーカイブ:
お申し込みされた方に一週間限定のアーカイブをお送りします。お時間が合わない方でも、ぜひお申し込みください。
このオンライン勉強会は「Zoom」を使用して行います。開始までにZoomアプリをインストールしておいてください。
【主催・問合せ先】
ピースボート事務局
メール:event@peaceboat.gr.jp(@は半角に書き換えてください)