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「失われた30年」が学校教育にもたらしたもの/全進研「冬のセミナー」2023

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「失われた30年」が学校教育にもたらしたもの/全進研「冬のセミナー」2023

「失われた30年」という表現がしばしば使われます。「Japan as No.1」と囃されたバブル期が「崩壊」(1991年)して以降、主に雇用問題を中心とした社会状況の変化、特に若者への影響を表しています。
学校教育も無縁ではなく、この30年間に大きな変化がありました。翌1992年には「学校五日制(月1)」が始まり、埼玉県教育長による「偏差値(業者テスト)追放」もこの年です。94年都立高校入試は「単独選抜」となり、翌年から普通科「推薦入試」が始まります。…90年代半ばには「高校入試廃止」論もさまざまに語られました。しかし、「生徒減少期」という、教育条件を整備する絶好の機会を前に、とられた政策は高校の「多様化・特色化」再編統廃合でした。今日の「階層性」「二極化」あるいは、社会の「分断」状況を作り出した背景ではないでしょうか。
東京で、いち早く人事考課制度(個別業績評価)が導入(2000年)されました。新たな「職階制(主幹)」の導入や、入学式や卒業式で〈日の丸・君が代〉を強制する「10・23通達」も同じ年(2003)、…教職員の管理強化が意図的に進められました。
また1995年:旧日経連「新時代の日本的経営」提言に端を発した労働法制の「改悪」は、派遣/非正規労働者を増やし、この社会全体が大きく変えられる転換点でした。
これは東京に限ったことではありません。時差はあれ、全国で同じように進められたものです。真の「ゆとり」を奪った学習指導要領や、「アベ政権」による教育基本法「改悪」も底に流れます。この30年間の経緯と問題を共有しつつ、変えていく道筋を話し合いたいと思います。

【話題提供】
「失われた30年」が学校教育にもたらしたもの 
〜特に「高校入試(中高の接続)」にかかわって〜
綿貫公平さん(認定NPO法人文化学習協同ネットワーク理事兼(非)スタッフ、元都内中学校教諭:美術科、前大学非常勤講師、全進研世話人)

● 参加申し込みは フォーム または Hotmail から、  
前日(2月24日)までにお申し込みをお願いします。              
*フォーム  https://forms.gle/ute6TBjCDe9cAkAm
* Hotmail zenshinken@hotmail.com
①お名前と所属、 ②参加形態(対面、zoom) をお書きください。      ●主催:全国進路指導研究会        問い合わせ    zenshinken@hotmail.com

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