開催日時 | 10:00 〜 11:45 |
定員 | 40名 |
会費 | 0円 |
場所 | 奈良県三郷町生駒郡三郷町立野北3-12-5 (奈良学園大学跡地 5号館2F) |
2021年4月に厚労省が発表によるとヤングケアラーの割合は、全日制高校:4.1%、定時制高校:8.5%、通信制高校:11.0%にのぼります。そして、世話をしている家族は「兄弟」が最多であり、兄弟の状況は「幼い」が最も多くなっています。
学校現場においては、ヤングケアラーが抱える家庭内の問題に介入する難しさがあることが浮き彫りとなっています。子どもに日々接している教職員が気づくことは、支援につながる第一歩となる一方で、家庭の事情を把握しきれずに、適切な外部機関との連携ができていない場合があると推測されます。そのため、SSWや行政の福祉部門や子育て部門といった、家庭にアプローチすることのできる専門職との協力が重要となります。
教育に携わる者を対象とした講座です。体系的な基礎知識の修得だけでなく、実際の場面を想定した関わる者の迷いや困難に寄り添い、我々のアクションにつながる内容としています。共に考えてまいりましょう。
〝Cafe〟とあるように、一方的な講義ではなく、事例討議やワークを交えた学び・交流の場とします。多くの方のご参加をお待ちしています。
【対象】
小学校教員 中学校教員 高校教員 放課後等デイサービス 子ども支援に携わる方
【内容】
・子どもの健全な発達の概念、その『前提条件』とは
・児童虐待の早期発見や予防に関する規定
・対応記録として必要なこと
・通告する際に準備したい情報とは
・通告後の保護者への対応について
・虐待が疑われる例として:早期発見のために
・乗り越えられるような周囲の支援とは
・虐待経験は、その逆の体験によって癒されていく
・デートDVにおける思春期の子どもへの対応の難しさ
・支援者も影響を受けることを忘れない
【事例討議】
自分は虐待が疑われると考えているが、周囲との温度差がある場合
虐待を受けていると思われる子どもにどのように声をかけるのか
ヤングケアラーに対する進路指導の場面において
(回答例は提示いたします)
※ 事例討議やワークを交えて実施します。
※ 当日の資料はお持ち帰りいただけます。
※ 12/25開催のTeacher's Cafeの資料をご希望の方はお渡しします。
※ 駐車場がございますので、お車でお越しいただいても構いません。