| 開催日時 | 14:00 〜 16:00 |
| 定員 | 100名 |
| 会費 | 0円 |
| 場所 | 東京都板橋区加賀1-18-1 東京家政大学 161B講義室 |
インクルーシブ教育の理念に照らし、交流及び共同学習が全国で展開されていますが、その取り組みの現状には多くの課題があります。交流活動は障害のある子どもと障害のない子どもの相互理解や社会性、協働性の向上に資する一方で、分離教育体制を温存し、教員の負担増や教育課程上の制約といった問題を内包するというパラドックスがあります。 (研究論文:半澤嘉博:「日本のインクルーシブ教育における「交流及び共同学習」のパラドックスと質的転換-国際的示唆に基づく実践的提言-」Journal of Inclusive Education 14:77-97 2025 doi.org/10.20744/incleedu.14.0_77)
このシンポジウムでは、日本におけるインクルーシブ教育の持続的推進に向け、交流及び共同学習の質的転換を図るための具体的な課題解決について議論し、単なる交流の機会提供に留まらない、教育課程に組み込まれた協働的学習モデルを考えていきます。
シンポジウムでは、2地区からの実践報告を基に、今後の交流及び共同学習の在り方を考えていきます。実践報告に関しては、東京都教育委員会がインクルーシブ教育システム調査・研究事業として令和2年度から3年間実施してきた交流及び共同学習の実践的な研究の成果を、豊島区立要小学校から報告していただきます。また、引き続き、令和5年度から令和6年度にかけて実施した交流及び共同学習拡充支援事業としての研究成果を、世田谷区立喜多見中学校から報告していただきます。
そして、インクルーシブ教育や交流及び共同学習に関する研究や実践に取り組まれている助言者の方を交えて、共同学習の充実に向けての課題や障害の重い児童生徒の交流の充実に向けての課題、また、人権モデルの視点からの障害理解教育のあり方等を探っていきます。参加者の皆さん方からも忌憚のないご意見をいただき、一緒に考えていきたいと思います。多数のご参会をお待ちしています。
司 会 東京家政大学大学院人間生活学総合研究科 半澤嘉博 特任教授
発表者 豊島区立要小学校 岡崎 尚志 教諭
世田谷区立喜多見中学校 紺谷 祥一 校長
助言者 十文字学園女子大学教育人文学部 児童教育学科 中西 郁 特別任用教授
杉並区立桃井第一小学校 高橋 浩平 校長
参加申し込みについて
参加は無料です。下記で申し込んでください。
会議室の都合により、先着100名とさせていただきます。
(申込者全員に報告書をメールで送付させていただきます。)
https://forms.gle/6msmSj3jYqoDsiPz7
<交通アクセス>
JR埼京線十条駅下車徒歩5分
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