◯「事例題1」について
・コロナは現在進行形で、生徒・教員・保護者のいずれも情報に振り回されている面があるので、学校全体での見解を統一しておくことがより重要だと感じました。事例題2もそうですが、事前に防げるトラブルは防いでおくことが大切かと。
・ワクチン接種に関してはあくまで個人情報であるということをしっかりと認識し、すべての人が接種できるわけではないということを理解しておくこと。管理職としては、先生にも人権があることを忘れずに、先生を守る立場に回ること、保護者にも理解してもらえるように問題を解決するひつようがあるということをディスカッションで話し合いました!
・あり得る話ですが、SNSで広まったとすると、対応は難しいと感じました。
・ワクチン接種は、とてもデリケートな問題だと感じます。ワクチン接種に関して、学校として生徒にどのように接するか、共通認識をもって接することが大切と感じました。
・自分が経験したことのない内容でした。かつ今後可能性のある内容でもありますので考え機会になりました。管理職視点など考えもしませんでした。やはり共有、一人で抱えないというのはシンプルであってすごく大切だと思いました。
・誠意を持って保護者に謝ることが大切だと話し合いを通してわかりました。また、今後の対応をどのようにしていくのかについても話を進めていくにつれて考えることができました。学校の対応は一律ではない。世間の状況によって新たな対応力が求められるのだと考えさせられました。
・コロナウイルスが蔓延して、1年以上がたちますが、不安がぬぐえないのが現状です。そんな中、ワクチン接種の有無は、日常でもある会話である一方でデリケートな会話でもあります。教師の発言や行動を生徒は敏感に見ている以上、一度考えてから必ず発言をしないといけないことを改めて感じました。
・まずは保護者の苦情や意見を全て受け止めること。意見を出し切った状態からこちらも少しずつ話を進めていく。初期対応ではすぐに解決を急ぐのではなく事実確認のために時間を改めて設定して話を進めること。
・学校全体での共通認識、共通実践の大切さ。日頃からの保護者や児童との信頼関係の大切さ。
・自分に落とし込んで考えることが大事だと思いました。
・ワクチンはデリケートな問題なので、学校全体で話すこと・話してはいけないことについて情報共有と共通理解しておかないといけないと思いました。
・まずはその先生自体、学級活動の時間にワクチン接種のことを聞くのは間違っていたと感じました。例えば個別に聞くとか何かしらのやり方はあったのではないかと思いました。保護者に対しての対応としては、子どもを不安に思わせたことによる謝罪とワクチンを打たない理由をしっかり説明する、あるいは、ワクチンをしっかり打って子どもを学校に安心してきてもらえるようにするべきだという意見が出ました。
・児童生徒に関しての不安に対しての謝罪を第一に考えてしまいました。
・「コロナ感染者」「濃厚接触者」の情報はとても慎重に扱っていたにも関わらず、「ワクチン接種の有無」についてはデリケートな話題という認識がなかったことを痛感しました。自身の学校・学級がこの話題にオープンで、他人の打つ・打たないにどうのこうのしない雰囲気に自分自身も気を許していました。他県の話を聞き、そのギャップを感じたことで認識を改めました。良い機会でした。
 また、ワクチン副反応での欠勤リスクへの対応の観点から、最近教師間でワクチン接種の日程を共有する流れになっているのも、もしかして本来はまずいのかな・・・と。ただ、これ把握して置かないと、万が一の時に現場が機能しないというのはあり得る話。難しいですね。
・デリケートな問題なので、話題にするには緻密な気遣いが必要、もしくは話題にしないことが必要なのかもしれません。論文、エビデンスを適切に判断できるか、恐怖や不安をどのようにケアしていくか、学校を開いているという前提に置いた対応を考えなければならないと思いました。
・学担が問題発言する前に、学校としてのワクチン接種についての対応を共通理解すべきだったかなぁと思いました
・この事例を,どうしても「自分事」としてとらえきれなかった自分の甘さ・想像力の無さに気づかされた。他の方々は,事例や問題点をしっかり捉えて話していた。現状に甘んじて「平和ボケ」していることを大いに反省させられた。
・日頃から人権に関する問題に対する意識を高めておき、学校での共通理解を図ることがとても大事。
・なんとか保護者Aの生徒を学校に来させたい学校側としての考えもあるけれど、保護者の気持ちも理解して、家庭でできる学習補填の方法等を考えるのも1つだと思いました。保護者Bについては、snsでの噂は何事も過大になってしまいがちなので、事実と憶測とを区別するためにも、保護者から事情を聞くことが大事だと思いました。
・コロナの情報について、むやみに子どもの前で話したり、子どものプライバシーを話したりするのはよくないと感じました。学校の方でも、集会などで先生方と共通理解を図ることも大切だとわかりました。
・考えるきっかけを頂き有難う御座います。この課題をどう捉えるかで、たくさんの考えがうまれたと感じます。
good.悲観的→楽観的はとても良いと感じました。
more.機会(チャンス)→楽観的と捉えて、起きた出来事から、さらにより良い関係性はどんな状態か?そしてそれをつくるにはどうしたら出来るか?

◯「事例題2」について
・管理職の先生方を交えたディスカッションでしたが、「裸の王様」にしてしまう前に対応するべきだという話が印象に残りました。生徒や保護者との関係づくりももちろんですが、教員間でのコミュニケーションが問題の裏側にあったと思います。
・教員が間違いを認め、問題を起こさないことがいいという認識を持たないことが一番。
・学校全体で指導のあり方を考え直すこと。
・管理職としての日頃の組織の在り方について考えさせられました。
・生活指導の先生の考え、生徒や保護者の気持ちをよく聞き取り、お互いの意思疎通ができるように管理職や学年の先生で動くことが大切と感じました。
・全国の先生方にはしんどい場面で指導されているのが沢山あるんだな、と再認識しました。真意を伝えるというのは難しいと思います。加えて先生と教師の位置関係の価値観が強く植え付けられていると尚更だと感じました。僕自身の教育観も柔軟でいたいなと思いました。
・もともと力があったのにも関わらず、それを間違った方向へと使ってしまったことが悔やまれる事例だなと感じました。近いことが子ども時代、教員数年目にありました。最も大切なのは、「相手は変えられないけれども、私は変えられる」です。きっとその人は頼られてきたからこそ、自分で自分を追い詰めてきて生きてこられたのかなと思いました。まずは自分を大切に、そしてそこから子どもたちへの当たり前ではない存在に感謝と愛をもって接していくことが大切なのだとわかりました。自分ごととして意識していきます。
・小学校では起こりえない案件だということ、中学校、高校では実際に起きているということを把握しました。生徒にするべき指導は、正しく認識し、1人に頼るのではなく、組織的に行っていく必要があると感じました。正しく情報を仕入れ、迅速に対応できるようにしていきます。
・PTA会長が出てきているということは組織での対応を求めているということ。体制についての見解を出していくことと。当事者の生徒以外、第3者の保護者からのクレームが多いはず。(成績に影響することを懸念するのでは)学びの補償をどのようにするか、評価基準の公平性を明確にして伝えていく必要がある。
参加していません。
・第三者の必要性を感じました。それは学校がきちんと学校の限界を認められるかどうかということだとも思います。
・事例にある似たようなことをしたことかあり、今は反省。ただ、管理職の立場として考えると、このような考えの先生(大人)をよい方向に持っていくのは難しい。せめて子供達が不幸にならないように対策を取らなければならないと思いました。
・協議の中で出た意見としては、第一に先生自体がしっかり変わって怒った経緯を説明して自分のやり方が間違っていたことを伝えるべきというのが一点と、管理職も外部から指導されるべきだという意見が出ました。
そもそも、全員が反駁する前に生徒に対して授業等に関して思っていることがないか聞く当対応があったのではないかと思ってしまいました。
・「授業をやってられるか!」と思う瞬間はあります。最近もありました。けど、どんなに頭に血が上っても、教師が教材研究を蔑ろにすることはまずいです(本来の予定を変えてプリント学習・ワークを進めるというのは状況によってはありだと思う。が、今回は事務作業を自分はやっているとのことだったので)。子どもの学習権の侵害はダメ。
次に、学年の中でという中間地点を通り越して、保護者代表による管理職への訴えという次元に発展しているのも、不思議な感じでした。本来は、学年主任を中心に学年でどう当該生徒への対応をしていくかを検討するはずです。または、そもそも学年の生徒指導方針(教師1人に叱る役を任せる体制)の見直しの必要もあったかもしれません。個人レベル→学年レベル→管理職レベルの流れが崩れると、他の案件もそうなっていくのが心配です。もしかして、学年団が機能していない・・・・・???
 最後に、態度が悪くなるということは、生徒は指導に納得していない可能性が大。学担2年目になって、徐々に叱るキャラになりつつある自分自身を猛省したい気持ちでした。
・子供とのコミュニケーションもそうですが、周りの先生とのコミュニケーションも不足していたと思います。信じられない状況ではありますが、違う作戦で指導することも考えなければいけないということに気づけるかどうか、その後の関係を修復できるかどうかは、他の先生方の声も必要なのかなと思いました。
・一人の先生に生徒指導お任せな学校の雰囲気を何とかしないと解決できなそうに感じました
・身につまされる事例だった。とはいえ「まさかここまでのことはあり得ないだろう…」という考えを払拭できず,他の方のように深く考えられなかった。様々な角度からの意見を聞くことができて,とてもよい気づきを得ることができて大変ためになった。
・教頭もその指導方を容認していることから、当該教師とともに、管理職も一緒になってこのような経緯になったこと、これからの解決策を説明する必要があると思いました。当該教師は、やらなければいけない子どもたちのための仕事を放棄しているようなものなので、謝罪するしかないと感じました。また、学年全体が、生徒指導をその先生のみに委ねていたのも問題だと思います。生徒指導は学年全体で取り組まなければならないと改めて感じました。
・思ったことは、子どもに厳しくするなら、教師である自分自身にも厳しくしないといけないと感じました。また、子どもたちとも、人間的な交流も大切だと思いました。テレビ番組だったり、休みの日の出来事だったり、何げないことでいいので、普段から子どもとコミュニケーションを取ることの大切さを改めて感じました。
・先生の信念がどこにあるのか?というみかたひとつで、捉え方がかわるお題だと感じました。ぱっと見た印象は、生徒指導の先生にフラストレーションを感じましたが、ある程度の期間実践されたことのうらには、善意や信念すら感じ取れるようになりました。
(事例1同様)
good.悲観的→楽観的はとても良いと感じました。
more.機会(チャンス)→楽観的と捉えて、起きた出来事から、さらにより良い関係性はどんな状態か?そしてそれをつくるにはどうしたら出来るか?

◯全体を通して
・久々に参加させていただきましたが、全国の先生方(大学生・大学院生も)と交流させていただき刺激になりました。ありがとうございました!
・沢山の意見を聞けて、今後の指導に役立てていけそうでよかったです!ほんとにありがとうございました!
・様々な方のご意見がうかがえ、視野が広がった気がします。ありがとうございました。
・ブレイクアウトルームで、各事例について意見交換できてよかったです。人数が4人だったので、自分の意見をアウトプットしやすかったです。また機会がありましたら、参加したいと思います。本日はありがとうございました。
・このような機会を作っていただきありがとうございました。経験年数の浅い現場で働く者としてこのようなリアルなワークショップ、とてもありがたいです。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
・ありがとうございました。なかなか現場では話題にしにくい内容を面と向かって話す機会は学びの宝庫でした。若手だからこそ、自分ごととして落とし込み、マインドと技術をもって日々の職員としての意識を改善し続けたいなと思いました。また機会があれば参加したいです。
・このような機会を与えていただきありがとうごさいました。県をまたげど、志は変わらないということを感じ、刺激をたくさんいただきました。学校現場で柔軟に対応できるように、日々精進していきます。
・初めて参加させていただきましたが、いろんな立場の方との教育についてのディスカッションはとても有意義でした。論点がずれて現場の内容になることもありましたが、他の教育環境を知る上で非常に参考になりました。このような場を設けてくださりありがとうございました。
・各自治体のコロナ対応などが聞けて有意義な時間でした。ありがとうございました。
・本日もありがとうございました。意外に外部で学ばないテーマだったので新たな気づきがありました!
・安部先生のスライドが勉強になりました。
・今日のディスカッションを通して、実際にこのような事例があったことに驚きました。保護者との連携、地域との連携をしっかりすることによって学校が直面する危機を少しでも防ぐことができることが改めてわかりました。保護者対応については大学ではあまり教えてもらわないのでとても貴重な時間でした。ありがとうございました。
・二つの事例ともどちらのグループでもここまでのことがあるのかなっていう反応でした。多分広い見地に立っていくことも必要なんですよね。
・ディスカッションしていて、ふと気になりました。事例1はともかく、事例2は、最後どんな形で終結したのだろう・・・。
 事例検討は教員採用試験に向けて面接対策でやったことがありますが、その時は現場経験もなく「こういう場合は・・・」と可能性を出して検討するということが全くできませんでした。ほんの少し現場を経験した今は、具体的に状況が浮かび話していてそれを実感しました。一方で、考え方が自分の身近で経験したことで判断し思考が1パターンになっている点にも気がつけました。あらゆる状況を想定しなければ、状況判断を見誤り、そして思い込みで対応してしまうところでした。さまざまな方を事例検討する意義はここにあるのかなと思いました。
本日は貴重な機会をありがとうございました。
・岡田"先生"
・グループで先生方の考えを伺うことができ、勉強になりました。ありがとうございました
高校生の岡田さん! お若いのに,このような協議をしっかりと回す能力を持っていらっしゃる。素晴らしいと感じました。みなさんからもたくさん刺激をいただき,エネルギーを蓄えさせていただきました。ありがとうございました。
・4人くらいのグループでの対話がとてもよかったです。
・岡山県からお越しの花田さん。
的確なご助言と話題を広げる一言が、さすがだなと思いました。3回とも全てご一緒したので、とてもお世話になりました。
・悲観的に準備して、楽観的に実施するという言葉になるほどな〜と感じました。最低最悪のことを想定すれば、実際に起こっても冷静に判断できるということを学ばせていただきました。
・前提条件を、明るいものも体験してみたいです。

投稿: 安部 慎也