子どもたちの成長を支える

報告者 柏葉清志先生より

 課題が見られる子どもの学校外での様子を見守ってほしい。チャンスを逃してはいけない、という危機意識がある。SSWは外部の組織とつないでくれる存在。
1 SSWrの必要性
①学校外でも時間と場所を選ばず子どもを支援してくれる存在が必要。
②小学校を卒業後も継続的に子どもの様子を見守ってほしい。
2 実際の協働の様子
SSWr派遣要請の11項目
①不登校 ②いじめ ③暴力行為 ④虐待通報 ⑤友人関係 ⑥非行・不良問題 ⑦家庭環境 ⑧教職員との関係 ⑨心身の健康・保健 等 それぞれの具体例が話された。

質疑応答で出た話題より

①SSWrに相談するには?
・SSWrは基本は学校からの要請があって派遣される形が多い。
・週一日3時間の巡回型では、その時間を昼休みに充てて、子どもが直接相談する場を作ろうと考えている。
・直接保護者がSSWrに相談できる自治体もある。それには保護者や子どもへのSSWrの周知が重要。
・学校配置型は、日常的に子どもと安定したつながりが持てる。一方福祉職としての守秘義務との折り合いをどうつけるかという課題もある。
②保護者がSSWrの介入を望まない場合はどうするか?
・あきらめずに、言い方を変えたり、チャンスを窺いながら何度でも提案し続ける。卒業間際にSSWrに会ってくれて、次につながったケースもある。

*学校関係者・SSWr双方の参加があり、自己紹介も交えて活発な討議がありました。
 

投稿: 松林 陽子