不登校の現状とSSWrの役割~一人ひとりの社会的自立を目指して~
当日スタッフも含め教師・SSWr等31名の出席があり、報告者から以下のことが話された。
①不登校の実態
小学生の不登校が増えている。要因の一番が無気力・不安とされているが、本当なのか疑問。今まで会った不登校の子どもで無気力な子どもはいない。子どもの自己責任と捉えるのには疑問がある。
②学校の教員へのアンケートで、休みがちな子どもの問題が見えてきたとき、学年で対応という意見が多かったが、情報を共有することにとどまり、実際は担任に任されている。
③子どもの権利条約-特に意見表明権について、子ども自身が知らないし、大人も認めていない場合が多い。
④SSWrは、一緒にいて、安心安全を願っている大人。子どもの声を了解なしでは人には伝えないし、提案するけれどいやならすぐに言ってほしい。したいと思うことは言ってみて、と伝える。
⑤居場所などに繋げたら終結なのではなく、子どもがつながるまで手を離さない。
⑥先生の「あれ?」という気づきが大事。問題の早期発見は先生のセンスにかかっている。
⑦今は学校配置でない自治体が多いが、保護者がSSWrにお願いしたい、という要望を出してつながった例もある。
★今後、先生方と教師の協働が進むことを期待する。
投稿: 松林 陽子