開催報告レポート

【申込時34名:教職員23 行政職員8 民間3】

 2回のオンライン講演会に寄せられた参加者アンケートから浮き彫りになった課題と私自身のモヤモヤについてテーマにできたらと思い、計画を追加して石田先生にお話していただきました。

 「人それぞれだから」
 職場の人間関係を相談した時に、言われた言葉です。突き放されたような感覚になり、寂しさを感じました。「人それぞれ」と個を尊重し、一人になりやすい社会になっていること、自由なようで冷たさと息苦しさを感じ、「自己責任」という言葉で取り締まられることなどを聞き、感じていた違和感と寂しさが腑に落ちました。
 また、人のつながりの在り方、場作りのヒントも教えていただきました。学校、子ども達の居場所の在り方にも繋がっていくことだと思いました。

「相手を知る」
 職場でまだまだできていないことです。近くの人ほど気を遣い、心の距離を感じがちです。また、相手に感じさせているかもしれません。朝、自分の席から遠い入口から職員室に入って挨拶することをまず続けていきたいです。

 石田先生、参加者の皆さん、ありがとうございました。

 参加者事後アンケートの回答の一部を共有致します。

 「遠慮しないで、軽やかに、でも無理しないで、フラットな場をつくっていきたいと思います!やっぱり、そういう場、大事ですよね。もう一つ。「ほおっておく場」の重要性を私も再認識しました。学校は「先生が見ていなかったのか!」と責められる場面がたくさん。「そんなの、24時間見ているの無理やろー」と心で思いながら、謝っている現場の私たち。子どもの「ほおっておかれる大切さ」を発信したい!と思いました。」

 「距離感、空気感、日本人が好きというか、私が好きなコトバかと、感じました。つかず離れず、近寄ってきたら少し離れて!みたいなことです。防衛本能と一歩踏み出す勇気と、使い分けられる人にならねば!」

 「今日の講義を伺って「人それぞれ」の尊重が、自己の尊重になって対話がなく、相互理解や組織での役割が困難になっているのかも、と思いました。組織を運営する側の視点でどう関わったらいいか、考えさせられました。」

投稿: 浅野 京子