オンライン講演会終了報告レポート

 【申込時 31 名:教職員 25 行政職員 3 その他 3 】
 現場において、日々子ども達の対応や事務処理に追われ、なかなか専門的な知識を得る機会がなく、事前アンケートにおいても、ほとんどの方が自ら書籍や自主的なオンライン講座に参加しながら特別支援教育についての知識を得ていることが分かりました。
 
 長澤先生には、具体的な事例を提示していただきながら、専門的な知識、対応について、大変分かりやすくお話していただきました。

「学校全体のチーム力が必要だとも感じました。その一方、現場では残業ゼロ、定時退勤を求められています。現場でのコミュニケーションが時間的に取りづらく、定時までに仕事を終えたいという雰囲気の中で、どうチーム力を高めていくか、今後の課題だと思いました。」

 支援が必要な児童生徒について、また、それ以外のことにおいても、組織的対応ができているかどうかについては、同じ職場でも職員の意識の差があるように感じています。全員が自信をもって「できている」と答えることができない職場はやはりできていないのだと思います。
 また、荒井先生の講演会の事後アンケートの「今後取り組んでいきたいこと」として「働き方について職場で対話したい」「意識改革 職員間での対話・話し合いによる納得解での働き方改革」という意見が多く見られました。2回の自主研修会を通して浮き彫りになった「学校組織の在り方」「対話」「職員同士の人間関係」などの課題について、3回目の会を企画したいと考えています。

 参加者事後アンケートの一部を共有致します。

 「これまで(この子はこういう子だから、こういう必要だろう)と判断し、本人と話したり、本人の気持ちを確認せずに、指導を進めてきました。そうではなく、本人がどうしたいかを確認することの大切さを学びました。月曜日から時間がかかってもよいので、対話を大切にしていこうと思いました。」

「ついつい問題行動に目がいき、『直さなきゃ』『どうにかしなきゃ』とそればかりになってしまいますが、できている子への価値づけで、『できないことではなく、できることへ目を向け
る』ことの大切さを改めて感じました。大人ができないことばかり目をむけてしまうと、周りの子どももできないことばかりに目を向けてしまうのかなとも思いました。」

投稿: 浅野 京子