2月8日のゼミ報告
1.50音の滑舌練習。
小林先生より、以下の指導があった。
⑴ 「あ、い、う、え、お」の発音の時は段々と舌が前に出てくるのが正しい。舌の位置を意識して発声すること。
⑵発声する時、自分の声を聴く努力をする。つまり自分の声の音程、音色、エネルギー、声の行方を意識し、確認する。
⑶達成課題 ワンブレスで2行を言う。
【小林先生からの追記】
ワンブレスで言える量を自己評価する。
2行/ワンブレス
1.5行/ワンブレス
1行/ワンブレス
もう少しで1行/ワンブレス
ワンブレス/1行で全行を言う演技の完成はいつ。
ワンブレス/2行で全行を言う演技の完成はいつ。
なお小林先生から次のような解説があった。「この五十音発声滑舌法は、俳優に見合った呼吸法、脳活(特に習慣的記憶、イメージ的記憶力、幾何学的記憶力、連想的記憶力)、想像力、アンサンブル・マインドの育成に大きく資する。」
2.下座音楽を聴く。以下の講説があった。
東西の演劇における演出で、あえてその場面とは違う雰囲気の音楽を流す事により、コントラストによって一層そのシーンを際立たせる手法がある。西洋では中世の宗教劇の演出に幾つかの例がある。宗教的行事の式次第や進行表に記載されて、演出手法として継承されてきた。また歌舞伎では近代的演出手法が開発され、優れたものは型あるいは様式として伝承されている。『夏祭浪花鑑』「長屋裏」の団七の舅殺しのシーンの演出は圧巻である。
3.テキスト読み
役を振り分けてテキストを読んでいった。
P15〜36
投稿: 日本学校演劇教育会 演劇教育分科会