CLILとアクテイブ・ラーニング第2回研究会のご報告

今回は、参加者に終了後にアンケートをお願いした。分析結果によると(有効回答数28)、参加者の概要は、小学校は11名、中高大がそれぞれ数名ずつ、自宅教室やその他も数名であった。小学校で指導経験は、外国語活動指導年数も4年以上が最も多く、また、「小学校高学年で英語が教科として実施される場合、ご自身が指導するとしたら指導は」可能と答えた者がもっとも多かったため(11名)、参加者の背景として、小学校での外国語教育にある程度の経験と自信もある者が多いと言える。アンケートでは、CLILに関する理解やCLILの今後に対する態度意識について、尋ねたところ、「CLILを知っていますか」は平均値2.7で中央値の3より低かったものの、「CLILとは外国語を使いながら4C育成を理解」は3.2、「CLIL実践のアーカイブを利用してやってみたい」は4.0と高くなり、研究会終了後に参加者の関心や意欲が高まったことが明らかになった。
なお自由記述の記入例を以下に示す。
・ありがとうございました。CLILを実践したいです。学びが何倍にも豊かになり創造的な発想を楽しめると思います
・CLILTって言葉だけがどんどん走っているような気がしています。まだまだCLILって何って思っている方が多いし、どうしていったらいいか、学ぶ場が少ないのでこういう機会が増えるといいなあと思います。実際の授業の様子なども見せて頂ける機会があるといいなあと思います。
・クラスによってうまくいったCLILもあれば課題が難しすぎ失敗に感じた授業もありました。またクラスの子供たちの集中力の差で統制のとれない時もあり、ただの英語の授業ですら、難しいと思う時もあります。これから一歩一歩と思っています。どうかよろしくお願い致します。
・インプロのメリットを感じた。ぜひ導入したい
・すばらしい会を開催していただき、ありがとうございました。2020年より5,6年生の英語が始まるに向けて、時間をどう生み出すかを考えています。CLILの考えを生かして通常の教科の中へ英語の学びを入れることで、その時間を生み出せると良いのですが。インプロのお二人の先生の内容はすぐに学級に生かせそうでとても楽しかったです。また時間があれば参加したいです。
・一連の流れ(pre activityからpostまでの)をなかなかイメージできず自分でできるか自信がつかないので、ワークショップのトレーニング講座でプロセスプラニング含め先生役の実習がしてみたいです
・楽しいひと時をすごせました。英語がわからない私でも色々なことを新たに発見できました。
・前回に引続き参加させて頂いたことに感謝します。素晴らしい学びの機会を得ましたのでぜひ今後に繋げていきたいと思います
・色々と学ぶことが出来ました。知っているCLILにさらに加えることができる内容でした。

投稿: 安達 理恵