めざせチーム学校!

マルチレベルアプローチの理論と実践を受講して

 高等養護学校(知的)とはいえ在籍する過半数が発達障がい(知手的障害は軽度)の生徒なので、性の問題やスマホ、SNSなどの問題が予見されていたはずなのに、実際に問題が多発してからの後手後手に回った対応や指導に追われています。学校現場では、予防的・開発的生徒指導が望ましいとされながらも本校を含め多くが問題が発生してから対処する問題解決的生徒指導というエンドレスな負の循環が繰り返されているように感じます。
 このような実態から脱却するためにも、生徒指導(教育相談も含めて)をマルチレベルアプローチの理論に基づき有用なスキルや検証を行いながら、個ではなくチーム学校として取り組むことで、子どもたちにとって行くことが楽しい学校、教師にとっては生徒が安定している学校となると実感できました。
 願わくば、このような研修の機会をもっと多く設けていただき、マルチレベルアプローチの裾野が広がることを期して止みません。

投稿: 木田 美佐子名