漢字・漢文を少しだけ深く勉強しよう

当日の発表概要 
1 「不易と流行」―漢文教育と大学入試
    奈良県立高田高等学校 教諭 藤森昭彦
  
   第0章 原点としての漢文教育の記憶
   第1章 共通一次テストに影響された漢文入試対策授業
   第2章 国公立大学2次試験における漢文入試
   第3章 私立大学入試における漢文―東西比較・経年比較
   第4章 漢文入試と漢文教育の今後

2 漢文学習(指導)についての2.3の着目点
    奈良学園登美ヶ丘高等学校 講師 吉田 猛
   
   1 教科書脚注について
   2 漢文の何が問われている?(国公立大学個別学力試験)
    ⑴ 訓点のある文の書き下し文にどのような意味が?
    ⑵ 訓点なしの書き下し文の難易は?
    ⑶ 訓点なしの現代語訳の難易度は?
    ⑷ 訓点をつける問題で条件文なしではしんどい?
   ⑸ 平仮名だけでの書き下し文の意図は? 
   3 大学入試問題は何を聞きたいの?
    同じ素材でもこんなに違う設問
   4 所謂「書き取り」の問題
    長野県立梓川高等学校放送部の功罪
   ・扌(てへん)は、はねるの? とめたら×?
   ・癶(はつがしら)は、つけないと×?
  ・糸(いとへん)は、幺(いとがしら)の下を続けたら×?
   ・示(しめすへん)の下は、はねないと×?

   次の字はどんな字?  孤証は証に非ず。
   ▽ 夕方、誰に会ってもわからないので、大きな「口」を開け    て呼ぶ。 
  ▽ 人の上に立って下の者に大きな「口」を開けて指示したり    世話をしたりする。
  ▽ 子どものことが心配なので、子どもが帰ってくるのを高い    木の上に立って見ている。
  
 次回は12月で、「漢字指導についての実践発表」「広く漢字・漢文に関わる講話」「研究発表」の三本立てで実施します。お気軽に参加下さい。

投稿: 吉田 猛