第3回「トライアングルほめ日記」研究会
第3回「トライアングルほめ日記」研究会 記録 2018年8月20日14:00~16:00
四谷フレンドリンクメンバーズオフィス
録 吉田絵理子
1. 模擬授業(「ほめ日記」の導入)
児童文化手法の1つであるパネルシアターを使って行った。
「東京都児童文化研究発表大会」
2018年10月5日(金)13:00~ 葛飾区立鎌倉小学校(1年2組)で行う授業。ぜひ参加ください。
2. 実践報告
・校内10クラスで「トライアングルほめ日記」に取り組んでいる。
・校内での研修(OJT)で「ほめ日記」の紹介をした。職員室では、「ほめられたら、ありがとう」が浸透し、和気あいあいとした雰囲気となっている。
・クラスで「ほめ日記」を続けるためには、週3回15分程度ほめ日記を書く時間を確保。(月、水、金)
他の子たちの参考になりそうなほめ日記を最初の5分で紹介している。(子どものモチベーションアップにもなる)
・コメントは、子どもがほめた内容を短くほめている。
・自分自身が「ほめ日記」を書く時間を決めている。自分は帰りのバスの中で書いている。
・お気に入りのノートと4色ボールペンでカラフルに楽しくできる工夫をしている。
・ほめ言葉リスト、「ほめポイント10項目」をノートに貼ってほめるバリエーションを増やしている。
3. 質疑応答
Q.ほめても喜ばない、自画自賛したくないという子ども(大人)にはどのように対応したらよいか?
A.ほめることに対する否定感があることをまず念頭に置く。
心では、喜んでいるのであきらめずにほめ続けることが大切。
ほめられたら何か用事を言いつけられると思っている子どももいる。
大人が子どもをコントロールしようと思ってほめる(おだてる)ことは伝わるので要注意。
Q. コメントを書くのが大変では?
A. 子どもがほめていることを端的にほめる。1人1分ぐらいで書く。短くてもよい。
脳科学的にいうと、「脳は主語を選ばない」からコメントを書く時間は、幸せな時間となる。
脳の前頭前野(感情のコントロールを司る)が活性化され、快感ホルモンのセロトニンの分泌が良くなる。
子ども同士のトラブルが減り、保護者対応の時間も少なくなる。
Q. うまくほめられないがどうしたらよいか?
A. まず、自分自身が「ほめ日記」を書いてほめ言葉になれることが大事。
ほめ言葉を脳に言い聞かせるつもりで、ほめ言葉を毎日読み上げるとよい。(お寺の住職さんも実践している)
「ほめ日記」の基本がわかる本
「たった1行 書くだけで毎日がうまくいく! ほめ手帳」 手塚千砂子著 青春出版社
「1日3分で幸せを引き寄せる ほめ日記」 手塚千砂子著 主婦の友社
投稿: 吉田 絵理子