幅広い学びの場~日常の実践から世界のことまで~
参加者は7名。中学校、高校、大学関係と様々な校種からの参加で、初参加の方も1名ありました。
(1)エスペランティスト長谷川テルを巡って 旧満州訪問記(奥西正史先生)
旧満州の地図を見ながら、終戦の頃の現地の状況、長谷川テルの墓前祭、ドキュメンタリードラマで栗原小巻がテルを演じたことに始まる縁、テルの全集を作る動き、書籍「麻山事件」や長谷川テルについての合唱曲(CD)の紹介…等々盛りだくさんな報告でした。またエスペラント語についてのコメントも。日本には1万人のエスペラント話者がいるとか。
(2)①Mail Art 2018途中経過 ②ドキュメンタリーThe Other Townを使った人権学習について(西田)
①3年目の取り組みとなり、少しずつ学校の中で位置づいてきたこと。作品実物も紹介。
②数年前に普及したDVDが実際の授業で使われました。関西ブロックの中で、今回の指導案とともにDVDを再度普及していくことにしたいと思います。
(3)その他
①高校での実践(伊藤史織先生)「部分否定と全部否定」をどう教えるかのスライドと、ビリージョエルのPiano Manを扱った実践について。プリントを元に報告されました。部分否定と全部否定のスライドは、ICT活用の意義が感じられるわかりやすくて興味を引くもの。また歌のプリントは先生の思い入れが感じられるもので、生徒たちもグループで楽しく取り組んでいた様子。もっと詳しく聞きたいレポートでした。
②中学校の実態(清水敦子先生)中学校に4技能を測るテストGTECの試行が入ってきて、そこでどう点を取らせるかが目標になりつつあるという実態、文法軽視の流れについて報告。来年度4月には中3対象に一斉実施されるとのこと。どのようにこの流れに抗していくのか、真剣に考えねばならないと思いました。
③アレンネルソン・ピースプロジェクトより(山口良子先生)アレンさんのDVDと書籍のセットを持ってきてくださり、それぞれの参加者がそれぞれの場所に持ち帰って、普及に努めることを確認しました。
今後の教研集会や関西ブロック合宿研についての告知や交流も行いました。セサミストリートにホームレスのキャラクターができたことも話題に。あっという間の3時間。夕食交流会には3名が参加しました。
次回例会は2月に行う予定です。(まずは1月の合宿研究会でお目にかかりましょう!)
(文責:西田)
投稿: 西田 陽子