子供達につけたい国語の力

伴先生の講座のキーワードは整合性だった。

問いに対する答えの整合性。
段落相互の整合性。
一文の中の主語と述語の整合性。

整合性にこだわる授業が必要だ。
その学習の成果は子供の作文に表れる。

一文が長くなると整合性のない文になりやすい。
主述の意識が崩れる。
一文が長くなるということはイメージが不鮮明だからだ。

千葉大学の宇佐美寛先生も一文を短くすることを主張している。

名文を暗唱したり視写したりするのは
文中の整合性を身体で覚えるためにある。

椿原先生の国語B問題。
日本の子供たちは1つの資料を読み取る力は世界一だが,
複数資料の読み取りはガタッと落ちる。

複数資料を読み取るという教材は少なかった。
これからは増えるだろう。

そう予想したら,先行するのがTOSSだった。
国語教育を変える視点の1つとなる。

新学習指導要領の「思考力」「判断力」「表現力」の3つが
向山型「国語B問題」指導法に内包されている。

国語B問題を解くことによって
この3つの力が自然とつく。

投稿: 松藤 司