平成30年度 愛育相談所 研修セミナー 開催報告

2018年8月17日に愛育相談所研修セミナーを開催しました。アンケートの際のご希望が多かったこともあり、今回は「発達障害児の心をどう支援するか」というテーマとしました。齊藤万比古所長による講演の後、木原望美、山口貴史の2名の心理士より事例呈示を行いました。当日は、教員、支援員、心理職、など実際に発達障害のお子さんに関わる多職種の方が集まり、ディスカッションが行われました。講義を聞いたうえでそれぞれの立場からの意見や疑問点などについて話し合い、発達障害について理解を深め合う様子がうかがわれました。発達障害の支援は、すぐに成果が見えず、支援者の負担が大きく感じられることがあります。最後に齊藤所長より、「結果と進歩が出るのはゆっくりかもしれないから、あきらめないで!」「明日があるさ!」と、支援者へのメッセージが贈られました。当日参加された方々よりアンケートを通して温かいコメントいただきました。一部紹介させていただきます。

・お話を聴きながら頭の中に浮かんでくる子どもたちがいて、今後実際にどう関わっていくのか参考になりました。

・まだまだお話をうかがいたいと思いました。大変興味深く聞かせていただきました。お子さんを認めていくと共に母親のことも認めていくことの大切さに改めて気付かされました。

・軽度ASDの子どもが思春期を迎え、混乱している姿を見て、何か出来ることはないかと思い、セミナーに参加させていただきました。具体的な介入法を学べたことに加え、支援者として元気をいただきました。

次回は2019年夏に開催予定です。

投稿: 細金 奈奈