「日本初! 「模擬検察審査会」 もう一つの司法への市民参加制度を知ろう!」

第4回全国研究大会「司法への市民参加―検察審査会の意義と役割」は、多くの皆様のご協力・ご支援の下、無事終了致しました。
200名以上の研究者、弁護士、学生、その他ご関心のある方々にご参加いただきました。感想には、「貴重な体験ができた」「検察審査会について知ることができて良かった」「検察審査会の役割をより人々に知らせる必要性がある」など、皆様のお考えを深める端緒になっていることが確認でき、日本初の試みを成し遂げた喜びと安堵感はひとしおでございます。

 三井誠先生は、検察審査会法や検察審査会制度が成立した経緯から現在の状況までを、学生にも理解できるよう、たいへんわかりやすくお話し下さいました。
 模擬検察審査会では、会場からの希望者を含め、様々な職種の方々と学生の11人が審査員となり、活発な議論が展開されました。
 午後のシンポジウムは、元裁判官、元検事、弁護士、研究者が、それぞれのお立場で検察審査会の意義と役割、そして、日本の民主主義社会の未来へ向けた貴重なご提言をいただきました。
多くの感想にもありました通り、本当に貴重な一日となりました。お忙しい中ご指導いただきました先生方、支えてくれた会員の皆様に心から御礼申し上げます。
日本法育学会は、これからも、皆様の論理的思考力の向上、公平・公正な判断力の育成を目指し、教育活動を行っていきたいと存じます。ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

                      日本法育学会理事長  平野節子

投稿: 平野 節子