不登校の子どもにどう向き合うか~保護者の立場から~

「学校は行くものだ」という概念を越えて

 現在通信制の高校に通う子どもをもつ保護者の方に、小学校以来学校への行きづらさを抱える子どもに対して親としてどう受け止めてきたのかを伺った。気持ちを言葉で表現することが難しいので、手作りの感情表現カードで毎日の思いを聞き取ったこと。通級学級やフリースペースなど在籍校以外のところにも通って安定してからも、親としてどこかで「学校はいくものだ」という思いを吹っ切ることができず、子どもが自傷行為を起こそうとしたことで初めて親としての根底が覆されたこと。親が変わったことで子どもが安定してきたこと。各段階での学校の対応への思いなどを率直に話していただいた。
出席者からは、「家族の抱えている苦しさを知った。」「学校にいるSSWとして、教師の多忙さはわかる。本人をまん中にした支援はSSWの仕事と考えている。」「通級の担任の時は親の思いを担任につなぐことが課題と思ってきたが、通常級の担任になると、困っている子にとってと周りの子にとってのバランスが難しい。話し合いが大事。」「保護者の意識は大きいがそうできない家庭もある。そこがSSWの仕事だろう。」などの意見が出された。
 学習会では今後も教育と福祉の両方の立場から不登校の問題に向き合っていきたい。
 

投稿: 松林 陽子