第1回教室音読指導を究める会 参加者からのレポート
オンドッカー講座に行ってきた。あれだけの密度の高い情報提供は滅多にない。
素晴らしかった。「マスター オブ ザ オンドッカー」マスターSATO、ありがとうございました。
一つ星オンドッカーへのスタートを切ることができた。私の気持ちに、急遽、オンドッカー検定をしてもらい、参加の皆様からも、様々な視点でヒントをいただいた。これからも、オンドッカー道、精進したい。
若い参加者がほとんどだったが、授業的にやって見せてくれるのは、本当に価値の高いことだ。私が27歳の頃、師匠の模擬授業を初めて受けた。当時、法則化運動に傾倒していた私は、不遜にも分析的な視点で見始めた。しかし、私の授業が始まった途端に、その視点を捨ててしまった。
一瞬にして40人いたであろう全参加者は、師匠のオーラドームに入った。
師匠が、黒板から振り向いた瞬間、引きつけられてしまった。
「この詩を読んで、あなたの心の中の、とお〜いところに浮かんだことばは、なんですか」
そう問いかけられて、眼に見えない指名が始まった。
次々に、指名されている様子もないのに、参加者が発言していく。
眼だ。
目のあった人が、発言していく、そう、師匠は、発言しそうな参加者の目に、目で、指名していた。
ドキドキが止まらない、ワクワクで苦しい、早く当てて欲しいけど、緊張する、いつ来るのか、え、つぎか、あ、きた
なんと答えたかは、忘れてしまった。
それを、昨日の講座で思い出した。若い参加者が、マスターSATOと早く目が合わせたいと思った、と感想をのべたからだ。
技術を技能に高めようと道を探して、どこにもない。
道は、自分の中にしかない。自分の楽しみ、自分の引っ掛かり、自分のワクワク、自分の落ち込み、自分のほっとした気持ち、自分の声を聞き漏らすことなく、聞いて、励まして、受け止めて、許可して、感情のナビゲーションを使って、進めるしかない。
なぜ、その活動をやっているの?
そう、楽しいから、やってみたいから、
子どもならそう応えるであろう、その思い。
言葉の使い方がずれていても、何にも問題ない。
全ては、エネルギーなのだから。
あなたの世界では、あなたが神なのだ。
投稿: 佐藤 隆史