終了

千葉新英研・茨城新英研合同総会・講演会

地域
柏駅柏市千葉  
開催日時 14:00
会費500円
場所 千葉県柏市 中央公民館4階会議室1

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講演 “The Promise” by John Steinbeckを生徒と読んで
        伊藤智恵さん(国士舘高校)

The Red ponyの中の“The Promise”を授業で、生徒と読んだことを発表したいと思います。
Jody 少年が誰よりも信頼していた牧場労働者のBillyから仔馬を渡されるまでの成長が描かれています。父親Carl が息子のJody に「仔馬が産まれたらお前にあげよう」と言います。Nellieという牝馬の種付けにかかる5ドルは立替えるからそのかわり、Jodyは牝馬の世話やら、牧場での仕事をしなくてはなりません。この牧場には、Billyという馬のことならなんでも知っている牧場労働者がいます。しかしBillyは、“The Gift” の中で、少年が父から貰った仔馬を、天気の予想をはずしたために、雨にうたれ病気で死なせてしまったことがありました。今回の仔馬の誕生はBillyとJody との約束です。BillyはJody少年との約束を果たすため、少年にとっての最善を尽くします。約束を果たしてJody少年との信頼に報いようとします。最終場面で誕生すべき仔馬は逆子とわかります。開拓時代において、産まれてくる仔馬が逆子の場合、仔馬を死なせ母馬を助けました。しかし、BillyはJody に仔馬をあげるため、母馬を死なせ仔馬を取り出します。Jody にはこの場面を見せないように、配慮しつつ。
“There’s your colt. I promised. And there it is. I had to do it--had to.”との言葉が胸に届きます。
最後の場面は少年Jody の様子が描かれています。
・・・He tried to be glad because of the colt, but the bloody face and the haunted, tired eyes of Billy Buck hung in the air ahead of him.

この授業を通してInitiation Novel について生徒に語りました。人はいかにして大人になっていくかを“The Promise”を通して語りました。高校生が初めて原書を精読するために、多くの資料を渡しました。また、それと共に“Uninitiated People”(成熟しない人々)について書かれた小説についても語りました。
生徒にはしっかりと社会人となるべき大人への道を歩んで欲しいという願いを込めつつ、実施した授業でした。生徒たちも、「とても感動した」という内容の感想を書いてくれました。

どなたでも参加できます。

参加費:500円 または年会費1500円

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